キヌサヤ、スナップエンドウを出荷しはじめました
2009年 05月 10日
うちの4人で1反5畝の畑に
キヌサヤ、スナップエンドウの収穫に行った。
この畑を紹介してくれた、隣の畑で自然農をやっている
片野一郎さんもたまたま畑にいらっしゃったので、
一緒に休憩しながら、
今年のエンドウ類は、うちや近所の人に配る、友人に送る
というレベルで食べきれる量じゃない収穫になりそうだ…。
という話をしていた。
片野さんは生産者として卸しているので
「鯉淵学園の直売所に置いてもらえますかね〜?」
なんてちょっと冗談まじりに言ってみたのだけど、
もしかして、ホントに…?
と思って、すぐに電話をしてみることにした。
昨年の夏に引っ越して以来、いろいろとお世話になっている
近所にある鯉淵学園農業栄養専門学校の
有機農業コースの涌井先生に
「直売所でおいてもらうことは可能でしょうか?」
という電話をかけたら、
「話をしておいてあげるから、明日直売所に行って話を聞いてみて」
というお話。
翌日金曜日、直売所「農の詩」の店長さんのところに話をしに行って、
本来ならば、直売所に出荷する「地域生産者の会」に入ってから
出荷するというのが通常だけれども、
その道筋を経ると、一ヶ月近くかかってしまい、
エンドウ類の最盛期が終わってしまうので、
特別措置として、エンドウ類だけ、承認前に受け付けましょう。
早い方がいいですよね、
月曜日が定休なので、日曜日から始めましょう!
という具合にトントンと話が進んだ。
そして、今日がその日曜日。
朝6時から畑にスナップエンドウとキヌサヤの収穫に行き、
それぞれ9袋ずつ、計18袋作って持って行った。
初めての出荷作業。
値札のバーコードの扱いを教えてもらって、
値段のシールを貼る。
まだ最盛期に入る直前で、スーパーの値段も相当高いものだったので、
去年ここの直売所に出されていた値段より
ちょっと高めをつけさせてもらった。
それでも一袋180円。
この直売所は有機農産物直売所なのに、どのお野菜も本当に安く、
200円台のお野菜を見ることは珍しい。
昨日の夜、話し合って初めて決めた値段。
お野菜類は本当に安い。
買う立場から考えると、一袋200円のキヌサヤやスナップエンドウには
なかなか手が出ないかもしれないけれど、
そこまでたどり着くまでの、
日々の長い労働力を考えると、
提供する側から見ると
どうしてこんな安い話になっちゃってるの?
と思う。
これまでのずっと感じていた不均衡感。
そんなこともこれからダイレクトに感じるのかもしれないな。
★
「農の詩」はスゴいなあと思うのだけど、
基本的に野菜の値付けは生産者に一任されていて、
(生産者に値段を決めさせてくれる店舗販売の仕組みはなかなかありません)
売り上げの15%を手数料としてお店側が受け取る仕組み。
近くの他の直売所では、
値札を貼るごとに手数料を取るところもあるらしい。
ずっとお手伝いに行っていた中条村の直売所は
月に何度か生産者がお店番の当番をやった上で、
10%の手数料がかかるし、
販売するときの一袋の量や値段も統一されていて
自分たちで決めることができないってことと比べてみても、
破格の待遇と思う。
正式な会員にしていただくと年会費2000円がかかるのだけど、
今後、何か出荷したいものが出たときのために、
生産者の会に入れていただこうと思っている。
★
お店の開店が9時。
閉店が17時半。
売れ残りの状況は、16時半頃にファクスで連絡します、
とのことだった。
ちょっと高めの値段をつけたので、
売れ残っちゃうかも…、でも
売れ残ったら、うちで食べたらいいや、くらいに思っていた。
そしたら11時前に電話がかかってきて、
「もう売り切れてしまいました。
追加で持って来ることはできませんか?」
とのこと。
ひゃ〜。びっくり。
慌てて、午後一で、もう一つの小さい畑に行ってみることにして、
キヌサヤ3、スナップ1袋追加で作って14時頃、帰りに持って行った。
こうやって、あわてて追加なんかして、
売れ残っちゃったりしてね〜。
なんて言っていたのだけど、
結果はそれも残らず完売。
記念すべき初めての出荷はいい滑り出し。
これから少なくとも二日に一度は出荷しようと思っているところ。
★
そんなこんなでキヌサヤ、スナップエンドウがたくさん採れています。
もうすぐ莢付きのグリーンピースも採れ始めます。
収穫や整備を含めた農業体験
+採れたてのエンドウ豆類を生で!茹でて!食べ
+農とコミュニティについて語る会を
5月17日(日)にやろうかな、と思っています。
採れたての豆は本当に美味しい。
畑で食べる採れたては他にはない味です。
いくらか会費をいただけたら嬉しいです。
詳細は何も決めていません(笑)。
最小催行人数は5人で。
前日はこのイベント
「持続可能な環境と社会を目指して−アグロエコロジーの可能性を問う」
に行っている予定なので、
前泊なら、多摩センターから車に乗っかってくることも可能です。
まずは、どのくらい希望者がいるかな、ってことで
アバウトな情報ですみません〜。