制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
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急逝したレコーディング・エンジニア藤井暁さんのこと01(出会い)

11月21日にご自宅で録音データの編集作業をしつつ横になった状態で亡くなっているのが見つかったレコーディングエンジニアの藤井暁さんのことを何か書こうと思って数日が経ちました。

お一人の部屋で亡くなったので、現在、身元確認が行われている状況ですが、かなり親しかった私でさえ、亡くなって初めてお会いした妹さんとのDNA鑑定を待っているところです。落ち着いたら何らかの偲ぶ会を持てたらと思っています。

ものすごく長い時間一緒にいたので、思い出されることが多すぎて、何をどう書いていいのか、まだ全くわかりませんが、思いつくまま、時々書いてみるのがいいのかもしれないと思っています。

初めて会ったのは、1994年頃だったでしょうか。
私が時々アルバイトで「仮歌」の録音に入るスタジオで、そのスタジオのオーナーの津田さんが自分でエンジニアに入れない時に、友人の藤井さんにピンチヒッターを頼み、時々顔を合わせるというそんな出会でした。私はまだ大学生。自分の歌が「録音」という形に定着すること、それだけでも嬉しい時期でした。録音の合間に藤井さんとはよくMacの話をし、ちょうど私が卒論を書くのに、初めてMacを自分用に購入しようというタイミングだったので、いろいろ相談に乗ってもらって、パフォーマという機種を購入しましたし、入れるソフトもいろいろと面白そうなものを教えてもらいました。そこから私のMacとの暮らしも始まります。

その後、私は「仮歌」の音源が元になって、ファンハウスという大手のレコード会社からデビューしたのですが、その後、レコード会社が別の会社に買収され、私も契約解除になりました。そんなタイミングで、友人のライブを聞きに行った会場でたまたま藤井さんに再会します。しばらくぶりにお会いして、近況を報告し、モヤモヤしていたものをぶつけたら、日本の音楽の制作の現場だけ見てないで、他にもいろいろあるのを見て、体験したらいい。近々、ロンドンでプロデュースするアルバムの録音があるから遊びに来る?と誘ってもらったので、二つ返事で行くことにしました。それからが、藤井さんとの親しい付き合いの始まりでした。

お邪魔させてもらった録音の現場は、nanacoさんのアルバム制作。スタジオで、ミュージシャン達が、録音する曲についていろいろと話をし、じゃ、こうしよう、と決めたところで録音スタート、みんなで聞き返して再度録り直したり…そんな現場に目からウロコの毎日でした。それまで自分が関わっていた現場は、私の介在は限られていて、音源が出来上がったところに、私が歌を歌い、歌のテイクがOKかどうかも、私自身の判断ではなく、ディレクターがいいと思ったところを繋ぎあわせて一本にするようなそんなところだったので、180度違う世界でした。目の前の視界がさーっと広がったのを覚えています。出てくる音楽もカッコ良かった。録音の現場に、良く訳のわからない私みたいな人間が存在していることを許してくれたnanacoさんにもとても感謝しています。

nanacoさんの写真も素晴らしくて、自分もシャッターを押してみたくなり、その頃からどっぷりと写真を撮るということにハマっていきます。藤井さんにはいろんな写真展にも誘ってもらったし、カメラも貸してもらってたし、あちこち撮影にも行きました。写真関係では、面白いフォトグラファーがいる、ということで、岩根愛ちゃんを紹介してくれ、とても仲良くなって、それからずっと私のアーティスト写真類は愛ちゃんが撮ってくれています。この出会いも藤井さん。

私が英語が出来たこともあって、その後、藤井さんが関わっていて、英語の通訳があったほうがスムーズな現場に、どれほど一緒にいたか知れません。通訳やコーディネーションなどで、数々のスタジオ作業を共にしました。
敬称略、順不同で、
Ray Kane
Elodia Kane
山内雄喜
Bob Brozman & 平安隆
宮沢和史 & Arto Lindsay
ハンバートハンバート & ハウゴー&ホイロップ
Maria Karaniemi, Timo Alakotila, Olli Varis 東京公演
 後にTokyo Concertとしてリリース
フリーフォート東京公演
BS朝日制作のハワイのドキュメンタリー2本

本人に会うわけじゃないけれど、メールのやり取りの翻訳を間に入っていたものもたくさんありましたし、他にもいっぱいあったと思うんだけど、あんまりたくさんあって全部覚えていません…。思い出したら加筆します。

仕事としてじゃなく、この人面白いよ、このライブ見ていたほうがいいよ、というライブや録音にもあっちこっち連れて行ってもらっては、紹介してもらい、中にはその写真を撮らせてもらうってことをどっぷりやっていた時期もあります。いつかHaLoで一緒にやれたらいいね、ってたくさんの素敵な人たちを紹介してくれました。

直接紹介してくれて、HaLo関係で直接的に既にお世話になっている人たちだけでも(上に重複する人たちを除いて)
北中正和
TOMKEM
野村弥生
Louis Philippe
鴨宮諒
クリストファー・ハーディ
田村玄一
Danny Cummings (Dire Straits)
Alan Clerk (Dire Straits)
吉川忠英
松永孝義
土屋玲子
松浦有希
駒沢裕城
関島岳郎
野沢ケガニ秀行 (サザン・オールスターズ)
Taka & Mari (TamTam)
中川イサト
松田幸一
中川五郎
大須賀猛
劉以達
Danny Thompson (ex. Pentangle)
John Renbourn (ex .Pentangle)
坂東次郎
宮武希
大熊亘
川口義之
高田漣
長田進
吉野友加(tico moon)
影山敏彦(tico moon)

まだ抜けている人がいるかもしれないから、それは加筆することにして…。そして、ここから更にその人達が紹介して引きあわせてくれた人たちがものすごい数いるから、元をたどると…という人たちは数え切れないし、まだ共演が実現していない「いつか是非…」と言っている人たちもたくさんいます…。

なんか、どれくらいの長編を書くことになるんだろう…という気もしますが、まずは出会い編ということで、一旦区切ろうかと思います。

メールソフトの振り分けに個人名としては唯一「藤井」というフォルダがあることに気づきました。そんだけやりとり多かったんだなあ。

写真は肌身離さず連れて歩いていた、くまっち。2013年の2月に送られてきた写真。タイトルは雪のくまっち。

急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと01(出会い)
急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと02(生死に関わること)
急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと03(今現在)
急逝したレコーディングエンジニアの藤井暁さんのこと04(録音のこと)
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by ayako_HaLo | 2013-11-25 03:05 | friends | Trackback | Comments(0)