急逝したレコーディングエンジニアの藤井暁さんのこと05(偲ぶ会を終えて)
2014年 02月 08日
途中、かなり大粒の牡丹雪が降ったりして、とても寒い日でしたが、11時のオープンから、入れ替わり立ち代りひっきりなしに縁のあった方たちが足を運んで下さり、お見かけしたことはあるものの、ちゃんとお話したことがなかった人、とても濃いお付き合いをしていたのに、最近ご無沙汰だった人、話は聞いていたけど、お会いしたことなかった人、とうとうチャンスがなくて話しかけられなかった人、たくさんの方たちのお陰で穏やかで優しい空間になりました。
本来の貸し切り時間の21時まで、あっという間に時間が過ぎ、一旦中締めをして、12時過ぎまで、お酒を飲む人、ご飯を食べる人、お茶を飲む人、名刺交換をする人、誰かと誰かを紹介する人、それぞれにいい時間を過ごしてくださったように思います。
何人もの方から「こういうのいいね」「自分の時もこういう会をやって欲しい」という声を聞きました。生前の藤井さんは、「みんないつか死ぬんやから」という感じでお葬式や偲ぶ会なんかには、ほとんど足を向けなかった人でしたが、残された私たちにとっては大切な時間になったと思います。
あれだけそうそうたるミュージシャンが会場にいながら、誰一人演奏しなかった、というのも良かったのかもしれません。
私自身は、亡くなってもなお、人をつなぐ藤井さんのエネルギーを感じていたので、あちこちで、知り合ってない人たちをつなぎ、私もつないでもらって、何だかバタバタの一日でした。ゆっくり「偲ぶ」というよりは、「ありがとね」な感じだったし、まだまだ、自分の中で、藤井暁の死を飲み込めていない、というか、まだ、「ちょっと電波の悪いところにボランティアに行ってた」と言って、ひょっこりメールが来そうな幻想から抜け切れないでいます。
最後まで謎は謎のまま、な部分もたくさん残っていますが、また時々集まって、藤井暁の謎とき会でもできたらいいなと思います。
しばらく徹夜で書いていた、このブログを「読みました」とお礼を言ってくださる人に何人も会い、ああ、とりあえず勢いで書いて良かったなと思います。まだ書くことはあるので、そのうち書きたいと思いますし、今回寄せてもらったメッセージもボチボチ時間を見つけて「藤井暁を偲ぶ」というHP
http://fujiisatoru.jimdo.com/
に掲載しています。
ひとまず、みなさま、ありがとうございました。
急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと01(出会い)
急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと02(生死に関わること)
急逝したレコーディングエンジニア藤井暁さんのこと03(今現在)
急逝したレコーディングエンジニアの藤井暁さんのこと04(録音のこと)
急逝したレコーディングエンジニアの藤井暁さんのこと05(偲ぶ会を終えて)