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制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
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タロイモ=田芋。琉球料理「あかさたな」@那覇市松尾(沖縄)★★★★

2005年3月15日に座間味から本島に戻って来て、飛行機の時間まで時間があったので、牧志公設市場のあたりをぶらぶら散歩した。そして普段は食べない朝食も宿で食べてしまったので全くお腹が空いていないにも関わらず、ふらふらと「あかさたな」に入ってしまうw この辺りでお腹が空くといつも入るお店。

b0024339_18361241.jpgお昼の時間を少し外したつもりだったのに、13:00ちょっと過ぎでも店内の椅子は結構埋まっていたのと、天気もよかったので外の椅子でいただくことにした。お腹が空いていないこともあって注文したのはこの「むじ汁」だけ。

実は今回ここでメニューに「むじ汁」というのを見つけるまでは「むじ」というものを認識していなくて、何のことか分からなかったのでお店の人に聞いてみた。「田芋」の茎のことを言うと教えてもらって、口にしたことのなかった「むじ汁」を注文してみた次第。今検索してみるとわしたショップのサイトの中に沖縄家庭料理のレシピのページがあり、「むじ汁」の作り方も掲載されている(「あかさたな」で食べたのとはちょっと違うけど)。

沖縄では「田芋(別名タロイモ。英語名Taro。ハワイ語名Kalo。里芋の仲間)」は普通の食材であり、市場で蒸しただけの田芋を売っているところもある。これをビニールに入れてもらっておやつ代わりに食べていたこともあるけど、独特の風味があって美味しい。でも、そういえば茎の部分「むじ」がそのままの状態で売られているのは、これまで目に留まっていなかった。もしかしたらシーズンに来たことがないのかもしれないし、単に私の目につかなかったのかもしれない。でも今回とにかく口にすることが出来た訳だ。

ちょっとぬるっとした食感で、一緒に入っている田芋も合わせてとても美味しかった。写真が「むじ汁」を注文して出て来た全てで、500円。これに100円プラスするとごはんがつくそうだ。

ハワイ名がKaloだと書いた。ハワイ人にとって元々タロイモは主食だった。彼らはこのちょっと紫色のタロ芋を蒸かすか茹でるかして火を通してからから水を加えお餅のように「つく」。それで出来上がった主食を「ポイ」と呼ぶ。日本で言うところの「杵」の役割をするのが元々石で作られていた「ポイパウンダー」(リンクにあるのはステンシルの図案だけど、そんな形)。出来立てのフレッシュポイを好む人もあれば、時間がたって少し酸っぱくなったポイを好む人もいるそうだ。私はどちらかというとフレッシュな方に近く、ちょっとだけ酸味があるくらいが好き。

上に書いた「ポイ」の作り方はあくまで「知識として知っている」だけで、実は芋の状態から作ってみたことはない。この作業は、特にポイパウンダーで「つく」とするとかなりの重労働であり、現在は家庭で「ポイ」を食べたい場合は、潰した状態で袋詰めになっているものを買って来て、好きな濃さに薄めるのが一般的かもしれない。しかも、この家庭でポイを食べる、という機会自体が極端に少なくなって来ているので、普段の生活ではなかなか口にすることはない。

タロイモの葉っぱの部分は「ラウラウ」という料理に登場する。鶏肉や豚肉をタロイモの葉っぱでくるみ、更にそれをティーリーフで包んで蒸し焼きにする料理なんだけれど、このタロイモの葉っぱの部分がほうれん草みたいで私は大好き。昔は地面を掘って石を敷き詰めてその「石の釜」の中で蒸していたらしく、その方法で作られたものを一度食べたいと思ってはいるが、なかなかそんなチャンスはないんだなぁ。

そしてタロイモの「茎」。今回の沖縄への旅で、沖縄では「むじ」と呼ばれて昔から食べられていたことが認識できたけれど、生の「むじ」の状態で売っているのを興味津々なヨソ者である私が未だに認識できていない、ということはそれほどポピュラーな食材だとは言いがたい気がする。これはハワイでも同じことで、未だにハワイで「茎」料理を食べたことはないと思う。

私にとってハワイの母であるElodia Kaneによると、昔は茎の部分が捨てられているのを目撃していたらしく、「捨てるなら美味しいんだから、下さい」とお願いして、彼女のうちでは料理して食べていたという話を聞いたことがある。だが、今は茎が捨てられるところを目撃することさえ難しくなった。それくらい栽培されていないのだ。

沖縄でも未だ田芋の栽培地を見たことがない。慶良間諸島の一部の山の中で作っているところがあるよ、とツヨシさんに今回教えてもらったので、いつか見に行ってみたいと思っているけれど。

むじ汁を食べて、ぬるっとした食感を感じ、それがタロイモの茎であると認識し、ここで言う田芋(=タロイモ)は恐らくドライランドタロではなく、水田栽培をする種類のタロイモであろうことを想像しているうちに、ある一つの料理が頭に浮かんだ。

名前は「にいもじ」。「みずいもの茎をちょっと甘いお酢で似たもの」という認識があったけれど、今検索をかけてみたら、これは佐賀の郷土料理だったらしいことがわかる。実はうちの佐賀の家族の大好物。そして、そういえば家以外で食べたことがない。つるっとしていて、ぬるっとしていてトロけるような食感とシャキシャキ感が混在していて美味しいんだ、これが。

「みずいも」=「水田栽培のタロイモ」=「田芋」??
この図式が成り立つとすれば、沖縄の「むじ」と佐賀の「にいもじ」の「もじ」の部分に共通が見いだせないか。今度佐賀に帰ったら、「みずいも」の採れるところを見に行ってみたい。
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Tracked from from ayako at 2005-06-10 13:24
タイトル : ベランダ菜園02野菜篇
今のマンションに引っ越して、かれこれ10年くらい。その前のアパートが一階で、わずかながら地面もあったのに、学生の頃はほとんど何も育てたりしなかった。年のせいか、かえって地面の無い今のマンションに住むようになって、少しずつ「食べられるもの」を中心に育てるようになった。根が食いしん坊なので、「収穫」も期待できるものがいい、っていうのと、例え野菜やハーブでも葉や花は可憐で美しいし香りがいいと思えるから一石二鳥というところか。冬の間にだいたい枯らしてしまうので、ほとんどは一年草。枯らしてないのはアロエベエラと...... more
by ayako_HaLo | 2005-03-23 18:21 | foods | Trackback(1) | Comments(0)