(うちの)水辺の生き物
2005年 07月 19日
こっちが元々先にうちにいた水芋(こちらは水栽培ではなく、土の中で育っている)。葉柄が伸びて、現在私の足の長さほど(足の付け根くらいまでの高さ)。だから50センチくらい?、いやいや、私の足ってせめてもう少しは長いか。60センチくらい?こっちは葉柄を食べられるのが分かっているし、どんどん外側の葉柄から世代交代しているから、外の方は食べたいんだけどなぁ。大きさは倍くらい違う(こっちの方が大きい)んだけど、こうやって撮っちゃうと同じに見えるなぁ。
こちらもいただいたホテイアオイ。これもかなり強い繁殖力らしい。うちに来たときより茂って来ている気がする。横から増えていってるみたい。花は一日だけしか咲かないみたいだけど、写真で見る限りきれい。うまくその日に見れたらいいな。
そして、アナカリス(オオカナダモ)。これも最初にやって来た時に比べると、2倍くらいに伸びている気がする。すごい繁殖力だ。
これは、うちのベランダに水辺が出来たので、ついかわいくて買ってしまった浮き草ウォーターレタス。レタスとは縁もゆかりもなくて、食べられないらしいのが残念。買って来てから調べてみたら、これまたサトイモ科の植物だったらしい。かなり強力な繁殖力を持つということなので、欲しい人はお分けします。すでにどんどん分蘖していっていて、今既に何株かに別れている。買って来たときの大きな株は既に葉っぱの色が変わり枯れる方向に向かっているけれど、花びらみたいに中心から葉っぱが広がる。
これらいただいた水草たち+ウォーターレタスは、一体何なのかうちに来てからいろいろ調べた。そしてどれも外来種で、在来種を脅かす強い植物たちだってことがわかってきた。だから栽培しやすくて一般の家庭に入っているのも事実なんだけれど、その家庭に入ったものたちがひとたび川や池、湖に入った時には、たとえばクロモなどの在来種たちは勝てなさそうだし、ホテイアオイにしても茂りすぎて「駆除」の対象になっているところも多い。外に出さないように注意しなくちゃと思った次第。
ところで、ウォーターレタスの写真の横に小さい方のメダカが写っているんだけど、見えるかな。あれから二匹ともなんとか元気。めだかを下さった人のところはしばらく飼っていて、他の植物たちなども育っているし、特に冬の間は何もえさをあげなかったとおっしゃっていた。そんなこともあり、私はすぐにえさを買わなかったので、三日くらい何も与えなかったら、私が外に出て行くと水面で口をぱくぱくさせ始め、「えさくれ」っていう声が聞こえ始めた。まずいと思って、とりあえず家にあった鰹節でごまかすこと数日。そして土曜日にようやく「メダカの餌」を購入。ペット屋を探していたら驚くことに近所に「めだか専門店」があった。めだかを飼うことはそんなにポピュラーなの??メダカの餌を探していた私にはちょうどよかったけど。1瓶100円。いい餌なのかどうかとかは、とりあえず今は考えないことにする。
そして、もう一匹の大きい方のメダカ。なんと卵を持っていた。気づいたのはおとといの夜。すごく忙しかったからどうすることも出来ず放置していて、今朝まだ卵をくっつけて泳いでいるのを餌をやりながら確認したので、写真を撮ってから対策を取ろうと思っていたら…。カメラを持って外に出るまでの数時間の間に卵が消えていた…。水草のどこかに産みつけたのかもしれない。ヤツガシラの根っこも、ホテイアオイの根っこも、もちろんオオカナダモも格好の産卵場所だけど、こんだけ色々入っていると、もうどこにあるのか探すのは不可能に思える。探すとしたらぐちゃぐちゃかき混ぜないといけなくなるし…。メダカは自分の卵を自分で食べてしまうし、万一卵の状態で生き延びたとしても稚魚の段階になっても成魚に食べられてしまうので、放っておくと彼らには生きながらえるチャンスは恐らくない。
だけど、この狭いうちの水辺にこれ以上メダカが一緒に住めるのか…と考えると彼らが卵などを食べてしまうのは、自然の摂理のうちに数の制御をしているのかもしれないから、自然に任せようかと思う。それに今回ようやく卵を持った大きな方がメスだったってことは、これで判明したけど、小さい方がオスなのかどうかは、実は確認さえしていない。オスとメスがいなければふ化する卵にはならないはずよね…。両方いなくても体の準備が出来たらメスは卵を産むんでしょうから。しかもこの二匹、凄い仲が悪い。大きい方が小さい方をいつも追い回して(いじめて)いる(ように見える)。「めっ」て怒ってみてもわからないだろうし、なす術がない。
にしても、水辺の植物だけでも手狭になってきたから、もしかしたらもう少し大きな鉢を手に入れるべきなのかも…。あぁ、こうやってベランダはまた狭くなってゆく。