花梨の自家製酵母
2005年 12月 04日
家には、母が数年前に作ってくれた花梨酒があるのだけど、お酒もほとんど飲めないし、活用の度合いが少なくて置いてあり、熟成中??
なので、自分で花梨ハチミツを作ってみた。
花梨を薄くスライスして瓶につめ、ハチミツを注ぐ。
実は、作った時に家にあったハチミツの量が少なくて、本来なら花梨がかぶるほどハチミツを注がなくてはならないところを、花梨が外に出ている状態のまま次にハチミツを入手するまで数日経過してしまった。
これが原因かどうかは分からないのだけど、ハチミツを次に注いで数日後から、瓶の中で「ぷくぷく」と泡が出始めた。その様子は可愛くて、毎日ぷくぷく眺めていたのだけど、ここでちょっと疑問。これは「発酵」し始めているのではないか。花梨ハチミツを常温で作った後、そのまま常温で保存しようと思っていたのだけど、もしかしたら、それではどんどん発酵が進んでしまう??
という訳で、しばらくしてから、花梨ハチミツを濃し、蜜の方はお鍋で少々熱を加えて発酵を止めた(はず)。その後、念のために、冷蔵庫保存している。
最近寒いし、また喉の調子が悪いので、この花梨ハチミツをお湯に溶いて飲んでいるところ。美味しい。
で、花梨ハチミツから取り出した花梨のスライス。こちらは再度瓶に戻し、今度は水を注いだ。本人の意に反して、勝手に発酵するほどの強者なら、自家製天然酵母を起こすのも可能じゃないか、と思ったので。花梨の表面にハチミツは残っているだろうと思って、ホントに水を足しただけ。
一週間ほどでかなりまた泡も出て来たので、おとといの夜漉して 、現在、初めての「自家製天然酵母パン」の発酵中。 ついでに別の瓶でリンゴの皮もやってみちゃった。
こちらも同時に進行中。
天然酵母液を起こして、そこからパンを作るのは初めてなので 、何が正しいんだか良くわからないまま、ストレート法と呼ばれるものの 手抜き版になってるんじゃないかと思う。 液に全粒粉を加えて24時間放置したら、ほぼ二倍に膨らんだので 、更に粉を足して、イキナリ本ちゃんの一次発酵に突入。 12時間ほど経過したところで、また膨らんでいたので、成形後、焼く予定。
いつか自家製天然酵母やってみようとは思っていたけれど、花梨に背中を押されてしまう形になってしまった。 しかも欲張ってリンゴまで。毎回堅いパンをやいているから、どっちにしても堅いパンが焼き上がると思うんだけど、自分でゼロの状態から酵母が起こせるっていうのは、ホントに凄いなあと思う。ストレート法だと、元の素材の味がするパンが出来るらしいので、楽しみ。美味しいといいなあ。
そして。
ここまで二つの役割を果たしてくれた花梨の実。更にジャムに出来ないかと、 ちょこちょこ煮ているけれど、まだ固い。 圧力鍋の調子がイマイチで圧をかけたら柔らかくなるのかどうか 確かめられずにいるけれど、もう少しつき合ってみるつもり。
一切れかじってみたけど、しゃりしゃりしていて、ちょっとだけ 渋みもあり。 花梨のジャムってどうやって作るんだろう…。