制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

耐震強度偽装事件の根底にあるもの…

耐震強度虚偽に関するニュースをここしばらく見ていて、ず〜っと考えているのだけど、まだちゃんとまとまらない。ただ、今度の事件が、「ヒドい人(たち)/企業もあるものね〜」で済ませられないことなんじゃないか、ってことだけは私の中では結論が出ている。報道なんか見ていると、それで済ませようとしているように見えるところもあるけれど。

国の定めた「耐震強度基準」ってものを守っていたら、安全かというと、厚生省の薬害のことや、「ダイオキシン」「石綿」の基準が何か問題が起こってから変わって行くことからも、それ自体「安全」を保証するものじゃないってことが前提。(「アメリカの牛肉」輸入再開も、この国の基準自体どうなの/どうだったの…?という気がしているけど)

色々な事件を見るにつけ、この「国」がこの国に住む人たちを第一に考えて守ろうとしはていないんだな、ってことは感じてしまうのだけど(これはこれで大きな問題だけど)、それじゃ「民間企業」が守ってくれる、なんてことは断じてない、と思う。企業のプライオリティは「儲かるか、儲からないか」にあり、それが極限まで行くと、今回の事件のように「その為には何でもやる/やらざるを得ない」という結論を出すのだ。そして、それは今回の事件だけに限ったことじゃないなぁ、という気がしている。

生産量/生産性を上げる為に、何が行われているか。企業が何を行っているか。私が知っていることなんて本当に限られた氷山の一角だけだと思う。食品の収量を上げる為の「薬」「ホルモン剤」「化学物質」。コストを削減するための、「リストラ」という名の人切り、労働条件のヒドさ、材質の変更。

これらの根底にあるのは、その製品を買う側、消費者の側、私たちの側が「より安いものを」求めているってことにも通じている。

しばらく前に何かが「便利だ」と感じた時には、ちょっと立ち止まって考え直してみるってことをし始めた。「便利」の裏には必ず何らかの「捨て去られたもの」があるはずだから。そして、その後しばらくしてから「安いな」と感じたら、その裏も考えてみるようになった。どうやって私の手元に届いているか…ということを辿って行くと、この安さはどうしてだろう?と感じてしまうものが周りにたくさん溢れている。その裏には、従業員の過酷な労働だったり、品質の低下だったり、薬まみれになっていたり、より賃金の安い国での搾取だったり…。その結果起こる残念なこと、取り返しのつかないかもしれない事象は回りに回って必ず自分の元に戻って来る気がしている。このループからは抜け出さなくては…。

経済至上主義。お金を持っている人は偉い。お金の為/経済活動のためなら「少々」の犠牲は仕方がない。(どれもホントにそうなのか?)

その「少々」の幅はグレーゾーンであり、今回は随分振れたものだ。そして、きっと誰も「責任」は取れないし、もしかしたら取る気もないかも…。建設会社も、販売会社も、会社っていうものは「潰す」というテがあり、もう既にいくつも潰れている。潰れたものにはどうしようもない、んだよね?きっと。「民間企業」ってそういうものなんだと思う、きっと。

そんなものに、自分たちの命/生活を預けていいのか…???

きっと中には良心的ないい企業もあるはず。でも、その割合って…?

長くなって来たけど、もう一つだけ。

始まってからずっととっっても気になってるテレビのCMがある。「一生涯保証」保険のCM。保証は一生続く、らしいのだけど、ホント? ある意味では本当だろう、ね。そこまでは嘘じゃないはず。でも、言ってないし、書かれてないかもしれないけどホントは条件付きで「その会社が潰れない限り」なんだよね(当たり前か。でもちゃんと気づいている?)。保険金が「どんどん安く」って競っているみたいだけど、その競争はどこかでどちらかが負ける形で会社自体を潰すんじゃないかと思う。だから、消費者の側としては「勝つ」(と思われる)方に掛ける、というのも一つの手ではあるけれど、そんな消耗戦に関わらないっていうのも一つの手だと思うのだけど、まだそんなことを言い出している保険会社は見あたらないみたい。(いや、大きいCMを打つようなところじゃなくてあるのかもしれないな、ホントは)最低限度の人々の生活を守るのはホントは民間にはできないことで、行政の仕事なんじゃないの、とも思うのだけど。

今後の耐震強度偽装事件のゆくえ自体は気になるし、潰れた会社の「資産隠し」とかもきっとこれから出て来るだろう。だって、それが一番大切なものだったのだから。何とか守ろうとするだろう、ね。

私は何か違うものを守りたいなあ。
[PR]
トラックバックURL : http://fromayako.exblog.jp/tb/3912791
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from ニュースヘッドライソ at 2005-12-16 18:24
タイトル : 偽装問題は日本版「テロとの闘い」になるか
12月っつうと実はアフガニスタンに平和が訪れた月だったりします。暫定的だけど。 2001.9.11と言えば有り得ないぐらい衝撃的な映像だった同時多発テロに端を発した、ほぼ終わりなさそうな「テロとの闘い」に世界中が引きずり込まれていった日ですが、実はその二日前、テ...... more
Tracked from セキュリティなんてくそく.. at 2005-12-16 20:29
タイトル : 偽装マンションと企業コンプライアンス
 コンプライアンスとはよく聞く言葉ですが、簡単に言えば法令遵守という意味になります。企業がその活動において法律や社会規範を守ることをいいます。  なんだそんなこと当たり前じゃないかと常識的には思いますが、わざわざコンプライアンスなどという言葉で話題にな....... more
Tracked from 佐藤秀の徒然\{?。?}.. at 2005-12-16 21:58
タイトル : 建築基準法罰金の浮世離れについて
耐震強度偽装で建築基準法の第20条違反を規定する第101条の罰金が最高50万円が安過ぎるとの批判が出ている。確かに建築基準法が制定された1950年に比べると罰金は相対的に恐ろしく安くなっている。... more
Commented by いわのっち at 2005-12-16 21:03 x
最近のニュースは日本人のモラルの極端な低下を示していますね。
嘘を付かない、誠実に、他人を思いやるなどの基本的な簡単なことを一人ひとりがもう一度思いだし、実行していくしかないんでしょうね。
競争も良い面も悪い面もあるんだけど、どうやら悪い面ばかりが出ているようですね。
Commented by アッテンボロー at 2005-12-16 21:16 x
 ayakoさん初めまして。トラックバックを頂戴したので伺いました。お説の通り、私も民間企業は利潤追求のために何でもしますし、せざるを得ないところが有ると思います。公務員についても利権のある職場に関しては、民間企業の接待や贈賄によって、あるいは政治家の圧力によって企業のために方を曲げて様々な形で便宜を図っています。この国のあり方そのものを変えていかないと本当に国民が次々犠牲になっていくと思います。
 因みに私は郵便局で簡易保険と郵便貯金のセールスマンをしていますが、既に生保も損保も銀行も次々と倒産してなくなっています。危惧されている事は既に現実ですし、現在も経営が危ないとの噂が業界内で流れているところも存在します。
Commented by sfu at 2005-12-17 08:33 x
レコード会社なんかも全く同じ状況なんじゃないでしょうか? 音楽制作側にいる人間に信頼感なんかないですし、メジャーレーベルから続々リリースされる音源、みんなどこかで聴いた事のあるような…。聴き手も含め、みんなで寄ってたかって音楽を殺そうとしているとしか思えません。
それとこの「国」が国民を守ろうとするとはとても思えません。それは今までの政策を見ても明らかだと思いますが。満州残留孤児、グアテマラ等への移民(棄民)政策、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への日本人妻移民、各種公害被害者への救済、沖縄への極端な基地の集中、等々。何一つ国民を守るという発想を見出す事ができません。
Commented by しお at 2005-12-19 00:26 x
「よろしくないな」と感じること、多いですよね。
国や企業や社会、いろんな背景を知ること・考えることは大切だと思います。
が、そうするとどうしても否定・批判しがちです。
もちろんそういうことも必要だとは思うんですが、否定・批判で
終わるのもちょっとさみしいような気がします。
だから私は
「じゃあ、自分はどうなんだろう」「どうすればいい(どうするべき)だろう」
「今の自分(これからの自分)にできること」を考えるようにしてます。

守るべきものは自分で見つけるものですが、
私が守りたいものの一つは、そんな発想力・行動力だったりします。

行動するのは難しいですが、みんなが少しずつ自分の良心に
ウソをつかず、行動することで少しずつ国や企業も変わるのでは…
時間はかかるでしょうが、そうなることを信じています。
Commented by sfu at 2005-12-19 02:19 x
単純に否定・批判だとしか読めないですか?
Commented by ayako_HaLo at 2006-01-19 15:01
>いわのっちさん

競争って今の世の中では悪い方向にばかり出ている気がしてなりません。切磋琢磨するとかいい意味でのライバル、という形での競争じゃなく弱肉強食の競争。これって誰かを潰してしまい、潰れた人たちは自己責任だから棄ててしまいましょうっていうのが今の世の中のような気がして…滅入りますね。
Commented by ayako_HaLo at 2006-01-19 15:05
>アッテンボローさん

書き込みありがとうございます。郵便局が民営化されることには、メリットもデメリットもあったはずだったと思うんです。けれど、一番デメリットを被るはずの弱い人たち、少数派の人たち、田舎の人たちの意見は強い人たち、多数派の人たち、都会の人たちには想像が及ばなかったのかな。この国では多数派に入っていないと暮らしにくい、ということははっきりしてますね…。保険も「多数派に」入らないと意味がないんでしょうね。私は入ってませんけどw
Commented by ayako_HaLo at 2006-01-19 15:08
>sfさん

「国」って国民を守るものではないんでしょうね。これは程度の差はあってもどこの国もそうなのかもしれません。「力(金、影響力、軍事力)を持っている人」を守るものなんですね。

そこに幻想を持つことをすっかり止めたら、生きやすい気もします。
Commented by ayako_HaLo at 2006-01-19 15:15
>しおちゃん

「国」や「企業」という大きな組織を考えるとき、批判するという作業/批判の目で見つめることは大切なことのように思います。どちらが強くて弱いかが明らかですから。

これは、隣の人、友人を同じような目線で見つめることとは違います。
by ayako_HaLo | 2005-12-16 17:12 | news | Trackback(3) | Comments(9)