パーマカルチャーデザインコース
2006年 07月 19日
暮らしを持続可能な循環の中に置きたいこと。もともと食べられる植物にとても興味があること。何でも自分で根本を見たり、作ったりするのが好き。そんなこともあってパーマカルチャーについてきちんと学んでみたいと思っていた。「いつ時間を取るか」という感じだったのだけど、思い切ってこの夏にその時間を取ることに決めた。
パーマカルチャーセンタージャパンは、二つの学びの場を提供している。一つは「デザインコース」そして、もう一つが「実践コース」。実践コースに関しては、来年シャロムヒュッテで受講できたらいいかな、と思っているのだけど、デザインコースは8月に2週間の合宿形式で行われるコースに参加することにした。
●主催 NPO法人 パーマカルチャー・センター・ジャパン
共催 NPO法人 パーマカルチャーネットワーク九州
●開催期間 2006年8月12日(土)〜8月25日(金) (13泊14日)
●開催場所 パーマカルチャー・センター・ジャパン(神奈川県藤野町)
●定員 20名(募集締切 2006年7月31日まで)
●受講料 一般:16万円 PCCJ会員:15万円 学生:12万円
※受講料には受講料、宿泊費、食費が含まれます。
◎夏のパーマカルチャー デザインコースについて
本コースは、パーマカルチャー・デザイナーになる為の基本講座として国際的に認証されているプログラムに基づき構成されています。自然と人間、そして両者の関係についての深い理解を基本とするパーマカルチャーの倫理、原則や具体的な手法を学び、地球と人間の永続性を創り出すデザイン手法を習得することを目的としてます。
コースの組立は、講義とデザインワーク、自然観察及び建築や畑の実習から成ります。講義においては、デザインを行っていく上で欠くことの出来ない様々な分野の基本的な知識や考え方、そして技術も学びます。デザインワークにおいては、デザインの基本的な考え方やプロセスとその表現方法を、また、コースのまとめとしてプロジェクトデザインを行い、実際の場においてパーマカルチャーの原則や技術を応用し、発展させることを実習します。
今年はパーマカルチャー・センター・ジャパンが10年にわたって活動してきた神奈川県藤野町で、これまでに作り上げてきた農場や家屋において実際にパーマカルチャーが目指す持続可能な生活を体感しながら、2週間の合宿形式でパーマカルチャーを学んでいきます。初めてパーマカルチャーを学ぶ方、既に実践されていて、より理解を深めたい方、 同じ志を持つ仲間との出会いを求めている方の参加をお待ちしています。
パーマカルチャーで語られていることは、元々日本の農村/山村では実践されていたこと/知恵ばかりのように感じている。ただ、それが大系立てて語られているので、一旦、受け継ぎ損なった私にとっては失った知恵を取り戻す作業のような気がする。食べられる森の中に暮らしたい。食べられる森の中で、食べることに振り回されずに、好きなものを作って、好きな人たちとつながって暮らしたい。
パーマカルチャーの学びは一つのステップ。この際(笑)、一緒に学びませんか?詳しいことはパーマカルチャーセンタージャパンのHPの「パーマカルチャー夏のサーティフィケートデザインコース」で。
参加表明をしたら、カリキュラムを送って来てくださったのだけど、参考文献一覧が面白そう。以下、その参考文献一覧。これから合宿までに何冊読めるかなあ。
・パーマカルチャー
「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」農文協
「PERMACULTURE A DESIGNER’S MANUAL」Tagari Publications
・哲学・思想
「人間」(カッシーラ)岩波叢書
「自己組織化する宇宙」(エリッヒ・ヤンツ)工作車
「イデオロギーとは何か」(イーグルトン)平凡社
「三つのエコロジー」(ガタリ)大村書店
「ノマドのユートピア」(レネ・シュレール)
・生態学・植物学
「基礎生態学」(オダム)培風館
「おばあさんの植物図鑑」葺書房
「世界有用植物辞典」平凡社
・環境
「ターニングポイント」(フリッチョフ・カプラ)工作車
・農
「無Ⅲ 自然農法」(福岡正信)春秋社
・建築
「パタンランゲージ」(アレグザンダー)鹿島出版会
「民家論」(今和次郎)ドメス出版
「木の家に住むことを勉強する本」農文協
・コミュニティ
「無為の共同体」(J.L.ナンシー)以文社
・経済
「近代世界システムⅠ.Ⅱ」(ウォーラーステイン) 岩波書店
「スモールイズビューティフル」(シューマッハ)講談社学術文庫
「共生の大地」岩波新書
私はこの合宿の前に学生の時から続けて関わっている英語の合宿もある。2006年8月8日(火)15:00〜8月12日(土)12:00(4泊5日)英語だけを使って暮らし、更なる英語力の向上を目指す合宿。英語でのディスカッションがある程度できる人なら参加できると思うので興味ある人は、ご連絡を。締め切りは過ぎてるけど、今週中なら、ねじ込めるはず。詳しくは、AITCの告知HPで。