小麦の脱穀
2008年 10月 05日
天候が優れなかったりが続いて、なかなか手を付けられなかった麦の脱穀。
今年は、ばあちゃんが近所のばあちゃんから、
「足踏み脱穀機」をもらってくれたので、
この古ーい「新顔」を使ってみたいと思っていました。
相方と二人掛かりで運んだんだけど、
提供してくれたばあちゃんは、ひとりでほいほい運んでくれたんだとか。
ばあちゃんと話をしていると、
昔は2kmくらい先の場所まで米一俵(昔は60kg)を担いで歩いて行って
「等級検査」を受けるということをやっていたらしい。
一部だけ検査を受けるのか、と思ったら、
全収量を運んでいたと聞いて、
そりゃ、もう基礎体力ってものが今の私たちとは違う、と感じました。
私たちって相当軟弱。
黙ってみていられなくなったばあちゃんに手伝ってもらって
足踏み脱穀機をセッティングして、脱穀です。
脱穀というよりは、麦の穂自体が麦わらから外れていく、
という部分も多かったのですが、
去年、筵(むしろ)の上で、木槌で叩いて脱穀したときに比べると、
格段の速さで進みます。
出て来たものを大きな目のふるいにかけて、
ほぼ小麦の粒+籾殻の固まりを作ったら、
唐箕(とうみ)をかけて、籾殻を飛ばします。
ふるいに残った固まりは、
籾殻から粒が出て来ていないもの(+ゴミ)なので、
別途、筵の上で叩き出して、
ふるいにかけて、唐箕をかける、ということを繰り返します。
去年は何日かかけて行った作業ですが、
今年は、4時間ほどで、大部分が終了しました。
籾殻から粒が出て来ていないもの(+ゴミ)の固まりが
あと少し(たらい一杯)残っているのと、
唐箕にかけて粒として残ったものの中に、
籾殻をかぶったままの粒が含まれています。
足踏み脱穀機や唐箕を発明した人に感謝。
今年は、去年よりも少し作付け面積を増やしたにもかかわらず、
収量は、8kgを少し上回る程度。(去年は13kg)
去年よりも、収量が少なくなったのは、
無施肥/連作で畑がやせて来た?
去年完熟するまで畑に置いておいたのを今年は少し早刈りしたから?
天候が向かなかった?
いずれにしても、醤油仕込みのための7kgを分けて、
残りは全部、来年に向けての種になりそうです。
まあ、醤油用の小麦が採れて良かったとするべきかな。