制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo

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先週は、何だか結構忙しくてアップできない日があると書いた。他にもいろいろとあったんだけど、理由の一つは、スイス在住のミュージシャンがガールフレンドと二人で東京に来ていたから。

数年前にロンドンに行った時に、HaLoのアルバムでも何曲もベースを弾いてくれているJohn Mckenzieがプロデュースしているグループがレコーディングしているスタジオに遊びに行った。そのとき録音していたのが彼とその相棒(男の子二人)。初めてのアルバムの録音で、うきうきしているし、音も気持ちのいいスタジオだった。

彼らのグループの名前はCATCHA。日本に来ていたのは、このHPのトップの写真の左側、TOBY。二人ともスイス在住のイギリス人。第一言語は育ったスイスで話されるフランス語。だけど両親ともイギリス人なので英語も話す。曲の中でもサビだけフランス語が出て来たり、スタジオの中の会話も英語とフランス語が入り乱れていて面白かった。HPで何曲か曲も聴けるみたい。

私も「スタジオ」という場所自体が好きなので、彼らの録音中のスタジオに遊びに行った訳だけど、TOBYもスタジオが好きらしい。東京の大きなスタジオの見学に連れて行ったり、渋谷で楽器屋巡りをしたり、下北沢のライブに誘ったりなんだかんだと一緒に過ごす時間が長かった一週間だった。

私がロンドンのスタジオに遊びに行ったとき録音していたアルバムの仕上げを現在しているようで、日本への旅行が終わったら一旦スイスに戻り、イギリスに行く、と言っていた。そして私にもコーラスで参加して欲しい、ということなので近々実現するかもしれない。

iPod shuffleやら、ギターエフェクタやらいろいろなものを買い込んで帰国した彼ら。どうしているかな、と思っていたら、いきなりSkypeの呼び出し音が鳴った。実は呼び出されている時にMacの目の前にいて、電話に出たのは初めて。

そのままヘッドフォンも何もしない状態で話しても、話せないことはなかったけど、PowerBookのスピーカから出てくる声をマイクが拾ってしまって彼の方ではかなりのエコーで聞こえている、というので、ヘッドフォンをしてみたら、その問題も解消。

音もクリアだし、手軽だし、何より通話自体は「タダ」だし、すごいね〜。

SkypeOutというSkypeから一般電話に電話をかける、というのは既に試してみて、結構使えそうなことがわかっている。この地図にある国には1分1.7ユーロセント(約20円)

また、最近、SkypeInというイギリス、フランス、香港、合衆国の固定電話の番号を買って一般電話からかかって来る電話をうけられる方式も現れた。3ヶ月10ユーロ(約1300円)で、一年30ユーロ(約4000円)。番号は限られていて、その中から選ばなくてはならないけれど、そのエリアの人たちから頻繁に電話がかかって来る状態で、尚かつ自分の方が頻繁にSkypeの前にいる状態だったら、使えると思う。私も合衆国にハワイの番号があったら考えたんだけど、ハワイのエリアコードはなかった。イギリスも現在売り切れ中で、こちらも買えず。

他に複数で同時に話せるConference callや、ファイルのトランスファー(移送)、Chat機能もあるけれど、まだ試してない。あぁ、一度フランス語で全く知らない人からChatは入って来たけど、Sorry No Frenchと書いて送り返したらそれっきり。いずれにしても、知らない人とのコミュニケーションツールとして使用する気はなくて、もっぱら現状の中での実用を考えている。Skype使用している友人の皆様、連絡してみて下さい。
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by ayako_HaLo | 2005-03-31 17:41 | mac | Trackback(1) | Comments(0)
是枝裕和監督の映画「誰も知らない」の撮影を担当された山崎裕さんがご推薦くださったということで、スカイパーフェクTV放送のドキュメンタリー番組「三代の恋物語」のナレーションをさせてもらった。(山崎さんは上映中の映画「カナリア」の撮影もされている。この映画も近々見に行きたいと思っている。「沙羅双樹」は公開当時に見に行った。また、私が「朝のリレー」を朗読しているネスカフェのTVCMの「寝顔篇」の撮影も彼)昨日のナレーション収録は早々に終わってしまい、私が帰った直後に山崎さんがスタジオにいらっしゃって「会えなかったのを残念がってました」と今回のドキュメンタリーのディレクターから先ほどメールをいただいた。「寝顔篇」と今回のドキュメンタリーで共演(?)しているけれども、まだご本人にはお会いしたことがないので、私もお会いしたかったな。残念。

ドキュメンタリーの主人公はスチールフォトグラファーの廣田美緒さん。彼女は家族を日常空間の中で「スタイリングして」撮影する、という作品でAPA(日本広告写真家協会)にて文部科学大臣賞受賞を受賞し、現在フリーランスで活躍中、(ということらしい。今回知ったけど)。取り壊すことが決まった築80年の福岡の実家で美緒さんが、彼女のお母さん、お母さんのお母さんという自分の直系ルーツを取材し、またスチール作品を撮影する、という旅にカメラが同行する。

それぞれの時代、それぞれの闘い。

取材のカメラが入っていなければ、聞き出すことをしなかったかも知れないお母さん、おばあちゃんの昔の(苦労)話や恋の話。その上で、「以前は「母」として撮影していたけれども、今回はその母の中の「女性」の部分を感じながら撮影できたので違うものが撮れたと思う」という彼女の言葉が印象的だった。そして不思議な作品に仕上がっていた。被写体との距離とか関係性は必ずフィルムに映るから。この番組とは関係なくずっと自分の父母の育ってきた話を聞いてみたいと思っていたので、今度帰ったら聞き出してみても面白いかもしれないな。

この番組の放映は、スカイパーフェクTVのみらしい。「ベターライフチャンネル」というチャンネル216(無料チャンネル)にて。恐らく何度も再放送するでしょう、ということだったけれども、再放送はまだ確定していなくて、とりあえず、最初の放送は4月2日(土)の深夜24:00〜24:30とのこと。私は実は見れないけれど、見れる方は見てみて下さい。

尚、この番組のスポンサーは真如苑という宗教法人。番組自体にそういう意味での宗教臭さは感じられなかったけれども、アレルギーのある方もいらっしゃるかもしれないので、一応お知らせしておく。番組の最後に一秒ほど字幕が出るので。私自身は無宗教でこの法人と関係はない。

また、この番組の中で廣田美緒さんは中目黒で4月に個展をやると言っている。その情報はこちらで。4月19日(火)〜5月1日(日)だそう。行ったことないけど、このDEPOTというお店、半分レストランにもなっていて美味しいそう。(番組ディレクター情報) せっかくなので会期中に一回行ってみようと思っている。
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by ayako_HaLo | 2005-03-30 18:00 | HaLo news | Trackback | Comments(2)
b0024339_1935232.jpg1970年にカナダの4都市でミュージックフェスティバルが開催された。今から35年も前の話。この映画を見るまで、そのフェスティバルの存在も知らなかったけれど、このフェスティバルは、4都市の移動を貸し切りの列車「フェスティバルエクスプレス」で行い、コンサート会場での演奏以外の列車移動の時間はミュージシャンたちのリラックスと他のミュージシャンたちとの交流の場だった。そしてその様子がフィルムに収められた。

60年代後半から70年代初めの私が生まれたころのロックのムーブメントは、当然のことながら私には縁遠く、話を聞いていても、深いところでは良くわからん、というのが本音である。当時をリアルタイムで生きて来た人たち、音楽を聴いて来た人たちと自分とは明らかに温度が違い、彼らと比べて何だか自分がとても「冷めているんじゃないか」という感じを受けたりもしたし、うらやましくも思ったものだ。(実際そういう面もあるとは思う) 同じ音源を聞いても、同じように聞ける訳はないのにちょっとしたコンプレックスがあった。しかも私は極端に自分で「体験すること」「そこにいる/行くこと」で、物事を消化するような人間だから、こういう過去の「もう体験することの出来なくなったもの」は敬遠して来たところがある。だから、かろうじてジャニスは少し聞いているものの、グレイトフルデッドもザバンドも全く聞いて来なかったし、これから急に全作品を聴こう、なんて思っている訳じゃない。

だけど。この映画の中のザバンド。カッコ良かった。もちろんグレイトフルデッドもいいけど、今の私にとっては「ザバンドってカッコ良かったんだ」っていうのが発見w (オジサンたちに言ったら、すげー笑われたけど、今までカッコいいなんて思ってなかったから仕方ない)彼らが歌っていた「I shall be released」が良かったなぁ。

他の人たちがたくさん書いているように、ジャニスも凄い。だけど、私には何だか「痛々しくて」ちょっと辛かった。この映画の中で歌っている彼女が、あともうほんのしばらくすると死んでしまうことを知っているからかも知れないけれど。

今回もまた、こうやって「記録」を残してくれていたことに感謝。そして、色々なトラブルの末お蔵入りしていたフィルムの権利処理などをクリアーし、新たなインタビューを加えて作品にして発表してくれた人たちにも感謝。その時にしか出来ないことがあり、そして時間によってまた眠っていた花が開くのだ。

今度「フェスティバルエクスプレス」が走る時は、「乗りたい」。それが見ている間中思っていたこと。私はドラッグもお酒もタバコも要らないけどね。おいしいご飯とお茶と音楽でw
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by ayako_HaLo | 2005-03-29 19:08 | films/pics | Trackback(1) | Comments(4)

手作り植物油石けん

食べ物や毎日使うもの、接するもの、これが一体どういう風に作られているのか?(植物の場合は育つのか?)というのが、時々無性に気になる時があって、そうなると調べずにはいられなくなってしまう。そうしてだいたい自分でやれそうなことなら「やってみたい」ということになる。これは絶対母譲り。彼女の方がこの性癖はヒドいかもしれない。
b0024339_15523285.jpg自分で使う石けんを作るようになってから、もうそろそろ一年。自分で使うことがメインだから特に形に気を使うこともなく見かけはかなり不格好だったりする。(写真は切り分けて乾燥/熟成に入ったところ)でも、使っているもの/入っているもの全てを知っている、というのは気持ちがいい。(あぁ、でもブレークダウンしていくと、使っている植物油たちの油の採り方、苛性ソーダの作り方、エッセンシャルオイルの作り方など、まだまだ疑問点はいっぱいあるんだけど、ね)

石けんを作るのは難しいことはないのだけれど、苛性ソーダを扱うのに少し気を遣う。また、ある程度まとまった時間が必要だから、切り分けの作業など一度にまとめてやってしまえるように、だいたい扱える最大量をひとときに作ってしまう。今回の作業は2005年3月6日〜8日の三日間毎日仕込み、それぞれ型入れ。翌週に沖縄に行ってしまったこともあり、一週間遅れて20日に型から出して切り分けた。少しゆっくり目に熟成させてあげようと思うので、解禁日は4月終わり頃かな、と思っている。

これまでは、ほぼ無香料で、素材の油の持つ香りだけで作っていたんだけど、今回初めてそれぞれに少しずつエッセンシャルオイルを入れてみた。作った石けんを何かの機会に友人たちにお裾分けしたとき、受け取った人たちが「必ず」最初に石けんの香りを嗅ごうとする、ということに気づいたから。石けんにとって「香り」はきっと大切なんだ、と思い直し、今回はほぼ全て「微香性」にしてみた。

油はすっかり、好きなものを好きなように入れるようになってしまった。自分で作った石けんは市販のものに比べるとものすごく溶け崩れやすいし、泡の持ちも悪いけど、その分この成分の石けんはとても買えないな、という贅沢品。顔から体、頭髪まで全身洗う石けん。

石けんについて調べている時にたどり着き、作り始めた時に参考にした本。
オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る—「お風呂の愉しみ」 テキストブック 前田京子著
肌に髪に「優しい石けん」手作りレシピ32 小幡 有樹子 (著)
などなど。

解禁して使い始める日がいつも楽しみ。

追記
石けん関係の参考になりそうなサイトをお知らせいただいたので追加。
太陽油脂株式会社
石けん百科

今回作った石けんの油の比率メモ
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by ayako_HaLo | 2005-03-28 16:46 | crafts/created | Trackback | Comments(4)

春がとことこやってくる

出来るだけ毎日何かは書いてアップしようと努力はしているものの、ここしばらくちょっと忙しく時々アップできていない。書くことはいっぱいあるんですが。b0024339_14582263.jpgあんまり日が空くとアップできなくなる写真を一つ。3月21日武蔵小金井のある住宅地に見つけた「春の足音」。白木蓮のつぼみ。一週間ほど前、こんな状態だった木蓮も、昨日家の近所で見たら既に花が開いていた。場所の違いはあるけれど、この一週間で開いたんだろう。春がとことこやって来ている。
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by ayako_HaLo | 2005-03-27 15:03 | my photos | Trackback | Comments(0)
私は市場に行くのが好きだ。とくに外国に行くと市場とスーパーには行かずにいられない。それぞれに扱っている食品が違っているし、土地の人の口にする物を見られるのが楽しくて仕方ない。

沖縄に行く時も時間があれば、かならず市場やスーパー、食品店などを覗いてしまう。沖縄に通いだした10年くらい前から比べてもスーパーやコンビには明らかに内地とほぼ変わらない品揃えになってきたような気がするけれど、もしかしたら初めて来た頃は、いまと変わらない品揃えでも「黒糖」や地元のお菓子などが混じっているのが「違うな」という印象を与えていたのかもしれない。

そんな今でも市場は発見がたくさんあって面白い。

今回、飛行機までの時間に牧志公設市場周辺で購入したもの。
b0024339_1495178.jpgンスナバー。覚えられなかったので、メモに「ヌンスラバ」と書いて帰って来たのに、ネット上で「ぬんすらば、ヌンスラバ」ともに検索しても見つからず。どこかに間違いがあるのかもしれない。と書いていたら、pyoさんがコメントをして下さって、「ンスナバー」と分かった。ありがとうございました。売ってくれた市場のおばちゃんによると、「結構灰汁があるので、必ず下茹でをすること」ということだった。下茹でした後は、刻んでサラダでも美味しいけど、よくみそ汁の実にするんだとか。自宅でヌンスラバたっぷり+島豆腐のお味噌汁にして食べたけれどシャキシャキとした食感がとても美味しかった。味が強い、というわけではなかったけれど、「強そうな」野菜なので生命力を貰った感じ。一束200円くらいだったんじゃないかな。
b0024339_14154499.jpgこちらは、東京ではお目にかかれないけど、既に大好きになっている葉っぱ。「ンジャナ」(ニガナ。漢字で書いたら「苦菜」なんだろうと思う)文字通りかなり苦い。でもその苦味が何とも言えない。こちらはその苦味とは裏腹に「下ごしらえの必要なし」とのこと。そのまま細く刻んでサラダや白和え、炒めても美味しいらしい。この倍くらいの量の一束でこれも200円くらいだったかな?
b0024339_14192320.jpg今回は上にも書いた通り島豆腐を買って来ていたので、島豆腐とごま、味噌、黒糖少々で「白和え」にした。(市場の近くで売っている出来立ての暖かい島豆腐は買って来れなかった。売っているおばあに「数時間持ち帰るのはちょっと怖いから、冷たいのにしときなさい」と言われたから。暖かいのは沖縄にいる間に楽しむもの、ということか)苦さをちょっと甘く見ていて、ニガナ半束とお豆腐半丁の割合で作ったら、かなり苦いものになってしまった。失敗w それでもニガナ大好きの私は食べきったけどね。
b0024339_14252920.jpgこれまた好物の「島らっきょう」。これまでも下ごしらえ/味付けをしてあるパックを沖縄から帰る間際に買って帰ったことはあったけど、今回は「泥付き」。伊江島産らしい。この量の3-4倍あって550円くらい。ちょうどシーズンに入ったところ、ということだった。
b0024339_14283640.jpgまずは洗って泥を落とし、一番外側の「薄皮」になってしまったところだけ剥がす。白い部分だけを切って、濃い塩水の中で軽く揉む。緑の部分も島らっきょうの強い匂いのある葉っぱ。食べたことがなかったけれど、これもお味噌汁に入れてみたら、美味。卵とじでも美味しいだろうな。
b0024339_14313210.jpg島らっきょうの方は、軽い塩揉みだけでも美味しいけれども、一つ二つつまみ食いをしてからたっぷり削り節とお醤油をかけた。うん、美味。この強い匂いとぴりっとした味が好きなんだろうな。あはは、もう島らっきょうが見えないw


これらの市場の回りでは売っていた「地元の強い野菜たち」もゆいレールの駅までに立ち寄ったダイエーの食品売り場では見かけなかった。沖縄の一般の食文化も変化して来ていると聞く。ふだんはこれらの「強い地の野菜たち」はあまり食べないのかなぁ。ダイエーでも売っていたのは「はんだま(金時草)」「イーチョーバ(ういきょう/フェンネル)」。でも今回はすでにかなりの量の沖縄食品を紙袋に抱えていたので、このはんだまもイーチョーバもまだ自分で調理したことがない野菜たちだけど次回に回すことにした。

b0024339_14351188.jpgそして、番外編。ジーマミー豆腐(ピーナッツ豆腐)。これも大好き。佐賀にいた時はお豆腐屋さんが自転車に乗って、「ぱぁ〜、ぷぅ〜」とラッパを吹きながらお豆腐と一緒に「ごま豆腐(白と黒がある)」を朝売りに来ていて、ラッパが聞こえるとボールを持って走って外に出て買ったものだ。そのまま朝ご飯のテーブルに載っていた。このごま豆腐(白)にジーマミー豆腐はちょっと似ている気がする。どちらも自分でそのうち作ってみたいな。

沖縄の食べ物は苦いものが多い。ゴーヤも、シークワーサーも、うっちんも、今日書いたニガナも。でも、みーんな大好き。他のことはともかく、味覚がオトナになったことで楽しめるものが増えたのはホントに嬉しい。また別の季節に、別の野菜や食べ物に出会いに行きたい。
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by ayako_HaLo | 2005-03-25 15:21 | foods | Trackback | Comments(2)
2005年3月15日に座間味から本島に戻って来て、飛行機の時間まで時間があったので、牧志公設市場のあたりをぶらぶら散歩した。そして普段は食べない朝食も宿で食べてしまったので全くお腹が空いていないにも関わらず、ふらふらと「あかさたな」に入ってしまうw この辺りでお腹が空くといつも入るお店。

b0024339_18361241.jpgお昼の時間を少し外したつもりだったのに、13:00ちょっと過ぎでも店内の椅子は結構埋まっていたのと、天気もよかったので外の椅子でいただくことにした。お腹が空いていないこともあって注文したのはこの「むじ汁」だけ。

実は今回ここでメニューに「むじ汁」というのを見つけるまでは「むじ」というものを認識していなくて、何のことか分からなかったのでお店の人に聞いてみた。「田芋」の茎のことを言うと教えてもらって、口にしたことのなかった「むじ汁」を注文してみた次第。今検索してみるとわしたショップのサイトの中に沖縄家庭料理のレシピのページがあり、「むじ汁」の作り方も掲載されている(「あかさたな」で食べたのとはちょっと違うけど)。

沖縄では「田芋(別名タロイモ。英語名Taro。ハワイ語名Kalo。里芋の仲間)」は普通の食材であり、市場で蒸しただけの田芋を売っているところもある。これをビニールに入れてもらっておやつ代わりに食べていたこともあるけど、独特の風味があって美味しい。でも、そういえば茎の部分「むじ」がそのままの状態で売られているのは、これまで目に留まっていなかった。もしかしたらシーズンに来たことがないのかもしれないし、単に私の目につかなかったのかもしれない。でも今回とにかく口にすることが出来た訳だ。

ちょっとぬるっとした食感で、一緒に入っている田芋も合わせてとても美味しかった。写真が「むじ汁」を注文して出て来た全てで、500円。これに100円プラスするとごはんがつくそうだ。

ハワイ名がKaloだと書いた。ハワイ人にとって元々タロイモは主食だった。彼らはこのちょっと紫色のタロ芋を蒸かすか茹でるかして火を通してからから水を加えお餅のように「つく」。それで出来上がった主食を「ポイ」と呼ぶ。日本で言うところの「杵」の役割をするのが元々石で作られていた「ポイパウンダー」(リンクにあるのはステンシルの図案だけど、そんな形)。出来立てのフレッシュポイを好む人もあれば、時間がたって少し酸っぱくなったポイを好む人もいるそうだ。私はどちらかというとフレッシュな方に近く、ちょっとだけ酸味があるくらいが好き。

上に書いた「ポイ」の作り方はあくまで「知識として知っている」だけで、実は芋の状態から作ってみたことはない。この作業は、特にポイパウンダーで「つく」とするとかなりの重労働であり、現在は家庭で「ポイ」を食べたい場合は、潰した状態で袋詰めになっているものを買って来て、好きな濃さに薄めるのが一般的かもしれない。しかも、この家庭でポイを食べる、という機会自体が極端に少なくなって来ているので、普段の生活ではなかなか口にすることはない。

タロイモの葉っぱの部分は「ラウラウ」という料理に登場する。鶏肉や豚肉をタロイモの葉っぱでくるみ、更にそれをティーリーフで包んで蒸し焼きにする料理なんだけれど、このタロイモの葉っぱの部分がほうれん草みたいで私は大好き。昔は地面を掘って石を敷き詰めてその「石の釜」の中で蒸していたらしく、その方法で作られたものを一度食べたいと思ってはいるが、なかなかそんなチャンスはないんだなぁ。

そしてタロイモの「茎」。今回の沖縄への旅で、沖縄では「むじ」と呼ばれて昔から食べられていたことが認識できたけれど、生の「むじ」の状態で売っているのを興味津々なヨソ者である私が未だに認識できていない、ということはそれほどポピュラーな食材だとは言いがたい気がする。これはハワイでも同じことで、未だにハワイで「茎」料理を食べたことはないと思う。

私にとってハワイの母であるElodia Kaneによると、昔は茎の部分が捨てられているのを目撃していたらしく、「捨てるなら美味しいんだから、下さい」とお願いして、彼女のうちでは料理して食べていたという話を聞いたことがある。だが、今は茎が捨てられるところを目撃することさえ難しくなった。それくらい栽培されていないのだ。

沖縄でも未だ田芋の栽培地を見たことがない。慶良間諸島の一部の山の中で作っているところがあるよ、とツヨシさんに今回教えてもらったので、いつか見に行ってみたいと思っているけれど。

むじ汁を食べて、ぬるっとした食感を感じ、それがタロイモの茎であると認識し、ここで言う田芋(=タロイモ)は恐らくドライランドタロではなく、水田栽培をする種類のタロイモであろうことを想像しているうちに、ある一つの料理が頭に浮かんだ。

名前は「にいもじ」。「みずいもの茎をちょっと甘いお酢で似たもの」という認識があったけれど、今検索をかけてみたら、これは佐賀の郷土料理だったらしいことがわかる。実はうちの佐賀の家族の大好物。そして、そういえば家以外で食べたことがない。つるっとしていて、ぬるっとしていてトロけるような食感とシャキシャキ感が混在していて美味しいんだ、これが。

「みずいも」=「水田栽培のタロイモ」=「田芋」??
この図式が成り立つとすれば、沖縄の「むじ」と佐賀の「にいもじ」の「もじ」の部分に共通が見いだせないか。今度佐賀に帰ったら、「みずいも」の採れるところを見に行ってみたい。
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by ayako_HaLo | 2005-03-23 18:21 | foods | Trackback(1) | Comments(0)
2005年3月15日座間味島にて撮影。
b0024339_1885454.jpgレンタルサイクルやさんに寝そべる猫。朝、そろそろ眠くなるころ。

大きなレンズからは目をそらしたかった?


b0024339_18515499.jpg座間味は本当に猫の多い島。朝早くと夕方に島の中の細い道を歩くとたくさんの猫たちに出会う。朝9時頃はそろそろ眠くて機嫌が悪い頃。


b0024339_1992439.jpg近づいても表情が変わらないw


この日の「一便」と呼ばれるクイーンで那覇に戻る。泊港から歩いて15分くらいのところにあるゆいレールの駅、見栄橋まで歩き、コインロッカーに荷物を預けてから飛行機の時間まで国際通り方面に散歩に出かけた。
b0024339_19161114.jpg桜坂で見かけた親子。


b0024339_19261390.jpg子供の方は警戒をしつつ興味があるんだろうな。鉄格子の扉の向こうに逃げてからこちらを覗いてる。


b0024339_19304249.jpgもう一猫、桜坂で会ったコ。那覇も市場の回りの細い道に入るとかなり猫と遭遇する。

これも沖縄に遊びに行く楽しみのひとつなんだなぁ。
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by ayako_HaLo | 2005-03-22 19:36 | my photos | Trackback | Comments(4)
てるりんさんの告別式に沖縄に行った時に、慶良間の座間味島に2泊してきた。沖縄に初めて行った時に座間味に行って以来、沖縄本島に行く度に必ず足を延ばす。b0024339_140181.jpg"blue"のジャケットはこの島にある古座間味ビーチという美しいビーチ沖で撮影した。1月(1998年)だったから沖縄といえども寒く、その中で連日太陽が顔を出す瞬間を待ちながら私がサポートの人のオクトパス(呼吸に使う予備のレギュレーター)を使って呼吸しながら海中に留まることや、充血せずに海中で目を開けること、口を開けて自然に微笑む訓練をしたり、唇を真っ青にしながらの海中撮影だった。撮影は吉浦宏治(当時沖縄在住。現在佐賀在住フォトグラファー) またこの撮影時にダイビングの経験もほとんどなく(もちろんカードも持たない)私にずっと付きっきりでダイビングサポートをしてくれたのは江良浩二。彼はその後鹿児島姶良郡で独立し、現在「うみえら」というショップのオーナー。

b0024339_15324834.jpg2003年10月にもう少しコンディションのいい中でblueの写真を撮り増した際に撮影した写真の一枚をショップのオープン祝いに「うみえら」に送った。ショップに飾ってくれているらしい。(真ん中の写真) いずれ、blue, yelllow, greenそれぞれの色の写真も発表しようと思っているけれど、今のところ、この写真を見ることが出来るのはこのショップ内のみw

b0024339_1453148.gif話を古座間味ビーチに戻すと、"yellow"のジャケットの中の朝焼けの写真(下)も古座間味ビーチにから見た朝日。b0024339_14545854.jpg天気のいい日は、ホントに美しい朝日が見られる。ここのビーチは透明度も高く、波打ち際から数メートルのあたりから珊瑚、魚たちに出会えるだけでなく、波打ち際が白い珊瑚のカケラで出来ている。寄せる波に洗われてそのカケラたちがこすれて出るやさしい音をビーチでのんびり聞くのも私は大好き。

私が座間味を好きなのは、もうわかった、って感じかもしれないけど、『blue、yellow、greenという「色」をテーマに世界各地の人たちが持っている各色のイメージを音で表してアルバムを作る』というアイデアを思いついたのも初めて古座間味ビーチを訪れたときだから、思い入れが深いのは仕方ない。(うん)

前置きが長くなっちゃったけど、慶良間の島々と小笠原諸島には1月から3月の間、ザトウクジラたちが子育ての為に訪れる。以前にも一度ホエールウォッチングの船に乗ったけど、今回は特に「てるりんさんを失った」直後だっただけに「誕生」にも触れることでバランスを取りたくて14日(月)のかなり荒れている海に出ることにした。前半はなかなか姿を見せてくれなかったクジラたちも、後半はかなり頻繁に姿を見せてくれた。ブリーチ(体全体を海面から出すほど飛び出すこと)なんていう派手なものは見れなかったもの、頻繁にブロー(潮を噴き上げること)、並んで泳ぐ背中、水中にしばらく潜る前に見せる尾ひれは何度も見せてくれた。b0024339_13493836.jpg今回は写真を撮ることは二の次にして目で見ることに集中していたんだけれど、何枚か小さく映っていた。(ノーファインダーで撮ってたから「映っていた」って感じ)

船長がクジラを見る時にエンジンを切った船から水中マイクを沈め、そのマイクで拾った音を船に積んであるアンプで鳴らして聴かせてくれた。クジラたちの「ソング」をかなりの大音量で。その直前に「一頭の子連れの雌を巡って争っていた二頭の雄のうちのどちらかだろう」と船長/いつもお世話になっている宿/ダイブショップJOY JOYのオーナーの中村毅さんが言っていた。「勝った方かなぁ、負けた方かなぁ」と言っていたけれど、私の耳にはちょっと悲しく響いていたので負けちゃった方だったんじゃないかなと思う。

いつかこのソングを海の中で聴いてみたい。大きなクジラの体、泳ぐスピード、最長15分ほども潜る呼吸、海の中でのソング。経験したことない方は一度いかがでしょうか。

沖縄滞在中に撮った猫の写真と沖縄の野菜関係の話は、また今度。
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by ayako_HaLo | 2005-03-20 20:59 | travels | Trackback | Comments(2)
私の実家が佐賀市なので、ご心配をいただいている方もいらっしゃるので、うちの家族が全員無事だということをお知らせしておきます。

地震があった、ということを知ったのが1時間ほどたったとき。友人が心配のメールをくれた。それから慌ててtenki.jpの地震情報を見て、凄い色になっていることを確認。すぐさま実家の固定電話にかけるも「話し中」。ホントに話し中なら問題ないけど、不通になっているのが「話し中」の音になっているなら心配、と思って父、母、弟の携帯電話に次々かけてみたけれど、au、vodafoneともに「不通」。災害のためかかりにくくなっています、というアナウンスが流れるだけ。仕方なく実家の固定電話にかけ続け、4度目くらいに呼び出し音になった。

叔母たちから電話がかかって来ていたらしく、ホントに話し中だったみたいで一安心。

地震は「どーん」と下から突き上げるような、これまでに経験したことのない揺れが数十秒続いたらしく、父母揃って家にいたから二人で慌てて外に出たらしい。結構怖かったみたい。

揺れが収まってから家の中を見てみると、上の方に置いてあったひな人形などなどが床に散らばっていたらしいが、実害はない模様。とにかく無事で良かった。

弟の携帯は繋がらないのでメールを送ってみたら、そちらは届いたようで「無事」との連絡あり。「震度6弱って言い過ぎじゃない?」とのことw 彼は地震があったときに外で野球部の練習中だったので屋内にいた人より揺れを感じなかったのかも知れない。

みなさまのところも無事であることをお祈りしつつ。
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by ayako_HaLo | 2005-03-20 14:44 | news | Trackback(1) | Comments(8)