制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
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行った事がなかったので、新宿にあるK's Cinemaに見に行って来た。ここのところ都内には小さな映画劇場が増えて来た。大劇場の大作品よりも小さな作品を見る機会をもっと欲しい、と思って来た私にはとっても嬉しい状況。K's Cinemaも小さな劇場ながら平日の7時からの上映は半数以上の席が埋まっていた。

映画はフリージャーナリスト綿井健陽氏の初めての監督作品。それほどテレビを見ない私でさえ、彼がイラク戦争の現地から送って来ていた映像を見ていたんだと気づく。彼はイラクに戦争が始まる前から、開戦、バクダッド陥落、その後のイラクの人たちの苦しみと悲しみ、に渡ってイラクに留まり、カメラを回し続けた。

自衛隊が現地入りした頃に見たほとんどの映像は、確かに現地での食事の内容とかそんなものばっかりだったと思うけど、その映像を撮る為に群がるように集まったカメラの数々。そんな映像だけ各社大量に携えてどうするんだ、と思うけれど、それ以外の映像を撮る事(つまり駐屯地の外に出る事?)は規制されているのか、何なのか。

開戦前に人と物に溢れていた町並みから日ごとに全てが姿を消す(街中の食堂の中にいたのが全員「男」という映像も改めて見るとちょっと圧巻)。そして砲火。街の人たちに綿井氏自身が浴びせられる「どうして日本は変わったんだ、アメリカにつくんだ」という厳しい怒りの言葉。目の前で亡くなるイラク市民、小さな子供たち。子供を亡くして泣き叫ぶ父親。

彼はそれらの全てを目の前で、それこそ罵声を浴びせられようが、厳しい目で見られようが彼らの中に入り込んでカメラを回し続けた。苦しんで死んでゆく子供の様子を撮りながらカメラの前で彼は涙を流していたんじゃないか、と思った。

ジャーナリストという仕事を選び、私たちに「彼の目に映った事実」を伝えてくれる仕事してくれている人がいることに感謝する。私にとってはどんなに想像を巡らせてもイラクの現場は非現実的であり、映像を見せつけられて再確認する作業が必要だった。

彼はイラクに乗り込んで来たアメリカ兵に対してカメラを抱えて厳しい質問を飛ばす。彼らの中の幾人かは困惑した表情を見せ、心の中に葛藤を抱えているようにも見えた。それと同時に、彼らをカメラから引き離す役回りのアメリカ兵は、「心を停止させているよう」にも見えた。停止させないと現場にいるのは辛いからじゃないかな…。

結局、辛い思いをするのは、末端の人たち。現地に入ったアメリカ兵たちも「イラク市民は喜んで迎え入れてくれる」と言われて進攻して来たのに現実は罵声を浴びせられる。そのギャップをどう処理していいのかわからないんじゃないか。そしてそのやるせない気持ちが虐待などに結びついてしまうんじゃないか。

K's Cinemaでのロードショー上映は27日で終了し、あと4週間モーニングショーで上映するらしい。こちらは35ミリフィルム上映。

入れ替わって28日から上映を始めたのが渋谷のアップリンクファクトリー。ここのページには洩れてしまっているものもあるが何度もゲストと監督を呼んでトークショーを行うらしい。どれかには行ってみたい。こちらはデジタルビデオマスターだそうだ。

東京以外の大阪、名古屋も6月に入って上映が始まるようだし、自主上映も少しずつ始まっているようだ。辛い映像だけど見て欲しい。本当に私たちは何をしているのだろう、と3人の子供たちを一度の空爆で失ったお父さんの言葉を聞きながら、自分の罪を感じた。
上映情報はこちら
『Little Birds』−イラク戦火の家族たちオフィシャルサイト

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アメリカ軍が兵士のリクルートの為にかなり強引な手段を使っている事は、これまでもいくつか記事や映像を目にして来た。ターゲットは貧困層。軍に入る金銭的なメリットはとても大きい。民間軍人にしても、アメリカ国内にしても最前線で人を殺したり、殺されたりするのは貧困層が中心。決定を下す人たちは現場には「視察」にしか行かず、手を汚す事も汚れ現場を見る事もきっとない。だから「決定」を下せるんだ、きっと。

学校内での兵士募集活動を拒否、米の市立高父母会
2005年5月31日NIKKEI NET 国際面より
お父さん、お母さんたちが反対を始めてくれて良かった。
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by ayako_HaLo | 2005-05-31 13:42 | films/pics | Trackback | Comments(2)
b0024339_12205863.jpgCDジャーナル ムックSUPER DISC SELECTION
ザ・ベスト・オブ・ジャズ
--101人のこの1枚

という本が5月31日(火)に発売される。

実は二ヶ月ほど前に、この本の中の101人のうちの一人として書いてみませんか、というお話をいただいた。

お話をくださったHさんも私がジャズを聴いて来ていない事をよーくご存知で、そういう人も含めたいから大丈夫、とおっしゃった。(だってそのとき頭に浮かんだのはマイルスDの「Kind of Blue」しかなかったし) 私と来たら、このお話を伺って初めて「ジャズって一体何?」と考え始める始末で、広辞苑を開いてジャズの項目を引いてみたり、ネットで検索し始めてしまった。広辞苑には
アメリカに発生した民衆音楽。20世紀初め南部のニュー・オリンズで、黒人の民族音楽をもとにしたブルース・ラグタイムなどが白人の音楽と融合してできたもの。主にピアノ・トランペット・サキソフォンなどを用いる。アフター・ビートによる独特の力強いリズムとスイングを持ち、集団的即興演奏を生命とする。
とあったけれど、正直ものスゴク広い範囲をジャズと言ってしまってもいいんじゃないか、と思えてホントにいいの?と困ってしまった。

そのことを正直にHさんに話すと、
「広辞苑」のジャズの項目を書いたのは、僕であります(笑)。
というのはさておいて、聴こえてくる音楽がジャズかそうでないかを決めるものさしなんてものは最初からないのです。
自分にとってそれがジャズと思えるものであるなら、それで充分なのでは。
とのお言葉をいただいた。

ははぁ、「一体ジャズとは何か」という問いに私が答えらなくても当たり前だったんだな、とお言葉を鵜呑みにし、更に広辞苑のジャズの項目を書いた人が、「ソレで行きましょう」と言ってくれるアルバムについて書いたらきっと大丈夫だ、と自分に言い聞かせ喜んでお受けする事にした。ほぼ毎日、勝手な事は書いているけど、誰かに頼まれて何かを書く、という作業は初めて。初めてのことって大好きだから普段はお言葉に甘えてホイホイやらせていただくのに「ジャズって?」という状態だったから、めずらしく「大丈夫かな〜」と引き受けて良い物かどうか考えてしまっていたんだけれど、お陰で気持ちが楽になった。

「Kind of Blue」はほとんどジャズを聴いて来ていない私が、"blue"を作る時にそのタイトルから「聴こう」と思って聞いたアルバムで、このアルバムは文句なしにジャズ(と誰もが認めるでしょ?)。ジャズか、ジャズじゃないか、という部分で心配する必要はなくなるけれど、ジャズのムック本を手に取る人でこのアルバムを「知らない人」っていうのは恐らく皆無だろうし、じゃぁ、文章の内容だけで楽しんでいただけるような物が書けるか、と自問したら「難しいでしょう」と自分が答えたので、残念ながら書けなかった。

その後Hさんの元に3枚のアルバム音源を送った中から一枚書かせていただいた。機会を与えて下さって更にその後(お忙しいのに)私からのメールでの質問に何度も丁寧に答えて下さったHさん、どうもありがとうございました。

みなさまへ。私の部分はともかく、他の100人の方たちの書かれた文章はとても期待できると思います。私も楽しみ。2005年5月31日(火)発売。よろしければお手に取ってみて下さい。

ちなみに最終的に私が書いたのはMaria Kalaniemi Trioの「Tokyo Concert」。購入はアルバムタイトルをクリックしても、こちらでも出来ます。(別々のところです)
これはホントにスゴクいいアルバムです。
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by ayako_HaLo | 2005-05-30 12:40 | HaLo news | Trackback(1) | Comments(20)
b0024339_15223651.jpg昨日は、何となく「明日はピザでも焼いて…」と言っていたんだけれど、結局とても久しぶりにパンを焼く事にした。

パンは捏ねるのも気持ちいいから作るの好き。

今日参考にさせていただいたレシピはこちら。クルミ入りの食パンのレシピ。パンを焼く機械で作るレシピみたいだったので、何となくの分量だけ参考にした。食パンの型も持っていないので、適当に丸めて小さいパンを焼こうと思っていたんだけど、結局「シフォンケーキの型」で代用できそうな気がしたので、試してみる事にした。

材料
強力粉:250g
全粒粉:150g
ドライイースト:小さじ2
ぬるま湯:200ccくらい?
はちみつ:大さじ2
塩:小さじ1と1/2
溶かしバター:大さじ3くらい?
ココナッツミルクパウダー:大さじ2くらい?

ナッツ類ドライフルーツ類:カップ1杯くらい?
(今日入れたのはくるみ、アーモンド、山ぶどう、クランベリー、クコの実)
飾りにコーングリッツ


●ナッツ類は適当な大きさに砕いて、フライパンで乾煎り。冷ましておく。
●大きめのボールに粉を入れ、山の頂上を少しくぼませてドライイースト。その他のぬるま湯以外の材料を山の中腹辺りに入れて、最後にぬるま湯を様子を見ながら捏ねつつ足す。耳たぶくらいの固さにまとまったら、ボールの中である程度捏ねる。
●ナッツ類、ドライフルーツ類を加え、更に捏ねる。
●丸くまとめ、水に濡らした手で表面をなでてから、ラップをかけ、冷蔵庫の上に置く。一次発酵。(仕事の区切りのいいあたりだったので、恐らく1時間くらいほったらかしにしたかな)
●シフォンケーキの型の内側と手に全粒粉で打ち粉。
●膨らんだタネを適当にちぎり、手の中で丸めて延ばしてクルクルと巻いてシフォンケーキの内側に並べて行く(ホントに適当)。二倍くらいまで膨らむ事を想定。
●濡れ布巾をかけた上からラップをして再度冷蔵庫の上へ。二次発酵。40分くらいほったらかしたら、二倍くらいに膨らんだので、焼きへ。
●オーブンを200度に予熱。タネの表面にコーングリッツを適当に振りかけてオーブンへ。35分ほど焼いて出来上がり。


反省:丸めたタネのところで簡単に割れるので、もっと小さくタネを丸めて焼いたら食べたい量を手でちぎる時にちぎり易かったはず。
食パンというよりも、そのまま食べられるパンを作るつもりだったので、もっとナッツやドライフルーツ入れても良かったかも。
うちのシフォンケーキの型で焼くなら、材料を1.5倍くらいにしてもよかったかも。

とても手抜きして作ったにもかかわらずハチミツとドライフルーツだけの甘みで、かなり美味しいパンが出来た。シフォンケーキもいいけど、やっぱり甘いからこっちの全粒粉パンの方がいいな。ただ、焼きたてをぱくぱくと三分の一ほど食べてしまった。食べ過ぎw

個人的には全粒粉がたくさん入ったモソモソ感が好きなので、もっと比率を上げても良かったかも。冷蔵庫に炒りぬかが入っているので、それを入れても良かったな。
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by ayako_HaLo | 2005-05-29 15:50 | foods | Trackback(1) | Comments(4)
これまた新アップリンクファクトリーで見た森達也監督作品。実は今回見たドキュメンタリーの中で(「放送禁止歌」や「職業欄はエスパー」などは事前に著作の方を読んでいたから、ということもあるとは思うのだけど)、一番面白かった。

動物実験の現場というものが現代出回っているいかなる製品/商品の裏側にも存在している事と、その実験現場の人たちの葛藤。企業競争の為に複数の現場で同じ実験の為に亡くなる実験動物の命たち。また、動物愛護団体の若い女性たちが彼らの身につける化粧品の裏側に動物たちの実験があったことを知らされ考える様も描いていた。医療実験動物たちの結果を待って病床についている筋ジストロフィー患者の方達…。簡単に白も黒もつけられない。生きている以上どれだけの実験動物たちのお陰をもって現在の私の生活が成り立っているのか。

自分の業の深さ。

自覚して、手を合わせて生きていくしかないのかもしれない。これ以上医療実験するなとは、生きたいと願う人たちの前で語れない。かといって、全てが仕方がない、と業を重ねて構わないとも割り切ってしまえない。

そして、こういう風に両方の思いを抱かせてくれた事が、この「1999年よだかの星」が一番良かったと感じた原因だった。矛盾は自分の中に抱えておきたい。


つい最近、骨髄の病気を抱える我が子を救う為に骨髄の型の同じ子供を産む為に、受精卵を選んでブリュッセルで出産した/出産しようとしている母親のニュースが目に入った。
兄姉の難病治療へ、受精卵診断で子を出産 ブリュッセル
2005年05月21日

www.asahi.com
同じように良いとか悪いとかはっきり答えられない自分を感じた。

同じ立場になり、同じ事ができる技術的、金銭的、状況的条件が整えば、「倫理的に問題だ」と言って私は引き下がるだろうか。倫理的という理性と何としても我が子を助けたいという母性、父性、感情は時に相反する。このドキュメンタリーや『火火』を見たところだったのもあり、ニュースを見て「私は何も言えない」と思った。

今は当たり前になっている「手術」というものが出て来た時は「体にナイフを入れるなんて」という嫌悪感はあっただろうと想像する。避妊薬や避妊具が出て来た時に「命の誕生をコントロールするなんて」という議論も今よりずっと活発にあったことだろうと思う。この命のコントロールも、もしかしたら数の抑制の一環で、織り込み済みのことかもしれない。先進国では人はより死ににくく、産まれにくくなって来ているのだから。ただし、地球を風靡した動物は恐竜が氷河期に入って全滅したように、いつか全滅するのことは織り込み済みなんだろう。人も…。今日か、明日か、それとも100世代ほど後か。もしも100世代ほど先なのなら、その時の人たちが少しでも「楽しく」暮らせる地球を残しておけたらいいなぁ、と思うのだけれど。
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by ayako_HaLo | 2005-05-28 10:46 | films/pics | Trackback(1) | Comments(0)
行きたい、と言っていた通り、相原展、沢田展どちらも行く事ができた。

相原さんの方は数日前に書いた通り、既に同じタイトルで次の個展の開催がホンダで決まっており、会場が変わると雰囲気も変わるし、恐らくそれぞれの会場からは「新作で」と言って来ると思うので、こちらも楽しみに見に行きたいと思っている。タスマニア出身の友人と連絡がついてペンタックスの展示を見に行ってくれたようだが、Great photos、という感想を送ってくれた。彼女とも電話では話すものの、もう数年会っていないので、ホンダの写真展で合流してランチでも、と思っている。彼女の存在があったからこそタスマニアには行ってみたいな、と思い、それが去年叶ったんだから。彼女に会うのも楽しみ。

沢田さんの方は、ようやく昨日行って来た。無寸草はビルの二階にあるけれど、前のところよりいいところは、便利の良さ(下北沢南口から徒歩3分くらい?)。以前あった場所は古い民家で、ホントにとても雰囲気があって良かったけれど、ちょっと不便だったから…。ギャラリーとしては見に来る人が来やすいのほうがいいのかもしれないし、「たまたま」覗く人が多い方がいいのかもしれない。

直射西日ががーんと差している併設している「づづ」というスペースでチャイを飲みながらしばし本を読み、既に昼間から飲んでいる常連さんとお店の人の話を時々聞いていた。

沢田さんの作品は、今回は普通一般に考える単純な「絵」ではなく、木に彫刻刀で絵を彫った後、まるで立体絵のようにきちんとフルカラーで着色してあったり、単色の茶色のグラデーションが出るように、おそらく地の木を「焼いて」あったり、素敵だった。茶のモノトーンの自然色だけの絵も素敵だったし、浮き出るフルカラーの絵も良かった。ん?繰り返しか。額にも手が加えられていて、いい感じ。よく考えたら、タイトルに「そう書いてるじゃないか」って言われそうだな。

以前、ビデオでは見たけどスクリーンでも見てみたい、と書いたDJ BAKUの音楽ドキュメンタリーフィルム「KAIKOO/邂逅」の上映@新アップリンクファクトリー今日、5月27日(金)をもって終了する。6月末のDVD発売に向けて準備をがんばって来たスタッフから「最後にスクリーンで見ませんか」というお誘いのメールをもらったので、今晩出かけようかなと思っている。¥1300。確か新アップリンクに併設しているカフェもお茶以外の営業を始めている筈。

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全く関係ないけど、引っ越して以来10年くらい通っている(と本人たちは思っていたけれど、よーく思い返してみたら今年に入ってまだ一度も行っていなかった)近所の中国の人たちがやっている中華料理やに昨日の夜久しぶりに足を運んでみたら…。お店は何も変わっていないし、無愛想な接客のおばさんも変わらないんだけど、私がいつも(だから半年以上前なんだってw)頼んでいた「スープ餃子」の単品を頼もうとしたら、「スープ餃子? そんなのナイよ」ときた。「いやいや、ここに来るといつも(だから半年以上前なんだけど)それを頼んでたんですけど」と食い下がったら、「それだけ?」と言われ、厨房に中国語で「有スープ餃子ma?」と聞いてから「ないって」と言いに来た。じゃ、別のにしようと考えていたら更にしばらくして戻って来て「作るって」。

雲行きがあやしいな〜、と思いつつ待っていたら、出て来た物は以前のものと違う。ここまで来て、あ〜、経営も含めてなのかはわからないけど、調理人が変わったんだな、と理解。更に相方の頼んだ「うま煮」の味はまったく違っていて更にがっかり。いや、変わってもいいんです。でも不味くなっていた。油ばかりが多く、塩分も多い。残念ながら、もう「通う」ことはないでしょう…。こんなことは初めて。外からはわからないから、内部の変更は…。だから最近前を通るとちょっと暇そうだったんだナ、と納得。そして残念。前の調理人さん、どこに行ったんじゃ〜?
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by ayako_HaLo | 2005-05-27 11:12 | exhibits/events | Trackback | Comments(0)
前半は彼が実践した「たのしい不便」のレポート12ヶ月分。実際に彼が実行した/しようとしたのは、
電車が車を使わず、自転車で通勤する。
自動販売機で物を買わない。
外食をしない(毎日自分で弁当を作る)。
エレベーターを使わない。
電気あんかを湯たんぽに切り替える。
季節外れの野菜を食べない。
などなど…。

これを実際に行う上での自分、周囲の変化、挫折などを毎日新聞紙上に1998年に掲載。それをまとめてある。

後半部分は「消費社会を超えて」という対話集。

かなり自分が実践していることと重なっていて、自分は何でそんなことをしたいのか良くわからないながらやっていたことが、あぁ、何か大量消費社会/便利すぎる社会に反発してやっていた部分もあるんだな、と理解するところもあった。もちろん単に楽しいからやっていることも多いんだけど。

彼の一年間の実践はどんどんエスカレートして行き、合鴨農法で一家で食べる分以上の米を生産するにまで至る。更に、稲の生育の間お世話になった合鴨たちを自分たち家族の手で〆、その命をいただいている。

実はこの部分が前に読んだ「隠された風景」に出て来ており、そこから興味を持った本だった。

以下私が本を読む前から実践していること。書き出してみたら結構あって驚いた。ただし、自分に厳しいルールを課しても嫌になるだけなので、全て「出来ないときはやらない」し、楽しい/気持ちいいからやっている。

電車やバスに乗らずに歩ける距離は歩く。
 (普段は一度にだいたい1時間くらいまで?
 発展して中仙道を「楽しみの為に」歩き始めているところ)
近い距離はエレベータには乗らない。
 (体調の悪いとき、荷物が巨大な時を除く)
スーパーマ−ケット、コンビニ、自動販売機では極力買い物をしない。
 (八百屋さん、お豆腐屋さんなどの方が美味しい)
夏は冷房を使わず、できれば自然風。それでも暑い時は扇風機。
 (かれこれ5年ほどになる。眠る時は扇風機も止めるので暑い日は氷枕)
冬は眠る時は全ての暖房機器を止め、湯たんぽ。
 (ゴム製の湯たんぽが「ぷるぷる」で気持ちいい事は前に書いた)
お風呂のお湯は二日は涌かし直して入る。
 (二人しかいない訳だし)
お米のとぎ汁、卵の殻、薬草茶コーヒーの出がらしなどはベランダプランター菜園に還元。
 (それ以外の生ゴミ堆肥まではまだ手が出ず)
自分で作れる物はなんでも作る。
 (石けん、漬け物の一部、佃煮の一部はその一環。
 古布からのスカート、財布。間仕切りのカーテンなど。
 夏の間はプランター菜園も楽しみの一つ)
普段の食事は菜食中心の粗食。しかも量を減らす。
 (食べなくては、と思う事を止めたら、自然に量が減った。
 季節外れの物は、ほとんどない。
 「ハレ」の食事の機会はもちろん喜んでいただく)
食器を洗う時に極力石けんを使わない。
 (粗食の食事をした食器にはしつこい油汚れは滅多にない)
合成界面活性剤入り「洗剤」は台所、風呂、洗濯に至るまで排除。
 (現在使用している石けんもどうやったら減らせるか考え中)
使い捨て生理用ナプキンを使用しない。
 (布製を使って洗う)
リサイクル収集品は全て分別してリサイクルへ。


本を読んで今の生活の中でも、もう少しやれるかもしれない、と思ったこと。

出来るだけハンカチで代用しティッシュを使わない。(部分的に実践中)
お風呂のお湯をバケツでくんで洗濯機に利用。
食器を洗う時は、お湯でなく水を使う。(既に実践中)
マヨネーズを作ってみる。
使ったジップロック/アルミ箔を洗って再利用。(既に実践中)
ラップを使わない。
人のいない部屋の電気はこまめに消す。(既に実践中)


将来的にやってみたいこと。

地面で栽培する菜園。
合鴨農法または何らかの無農薬による米作り。
味噌/梅干しの手作り。
薬草茶作り。
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by ayako_HaLo | 2005-05-26 09:23 | books | Trackback(2) | Comments(13)
「Little Birds イラク 戦火の家族たち」
東京・新宿「K’s Cinema」(4月23日〜5月27日)
【会場への地図】 JR新宿駅の東南口から徒歩2分
上映時間:10:20/12:30/2:40/4:50/7:00
時期未定ながら、新アップリンクファクトリーで上映する事も決まった模様。

「ベアテの贈りもの The Gift from Beate」
東京・岩波ホール
2005年4月30日(土)より7月8日(金)まで
月〜金 11:30/2:00/6:30
土・日・祝・5/2 11:30/2:00/5:00
他全国順次

追悼 岡本喜八監督の軌跡@池袋文芸坐
5月21日(土)〜6月10日(金)

■沢田としき『Wood Cut Plant展』
ギャラリー無寸草とづづ@下北沢
2005年4月29日(金)〜5月29日(日)12:00〜20:00
月曜日休廊  最終日17:00まで
5月21日(土)18:00〜ライブ 持ち込みOK 会費1,000円

ギャラリー無寸草とづづ 
〒155-0032 世田谷区代沢2-29-14 宮川ビル2F
TEL & FAX 03-3419-8426
まだ行けてない!

■相原正明写真展 『Mother Earth』@ Honda WELCOME PLAZA青山
5月31日(火)〜 6月20日(月)
開館時間 10:00 〜 18:30(サマータイム期間中)
場所: 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
(Honda青山ビル1階)
ペンタックスと全て同じ写真じゃないと思うけど、どうでしょう。

新ボーダーレスショー『アメイジング』
2005年6月15日(水)〜19日(日)
料 金 : S ¥7,500 A ¥5,000
場所:天王洲アートスフィア
友人が演出/音楽をやっている。一体、新ボーダーレスショーって何なのかわからないけど。

アイヌの叡智とユーカラを聴く会
語り部:アシリ・レラ
◎日時 2005年6月26日(日) 
      開場 12:30 開演 13:30
◎会場 めぐろパーシモン小ホール 
◎参加費 2500円(当日 3000円)
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by ayako_HaLo | 2005-05-25 10:39 | plans | Trackback | Comments(0)

映画『バス174』

2000年にリオデジャネイロで起こったバスジャック事件の後、その模様をリアルタイムで伝えたメディアの膨大な映像を繋いだ部分と、バスジャックの犯人サンドロを知る人たち/事件の現場にいた人たちへの事後のインタビューを通じて、彼の生い立ち、彼が貧困の中で抱えざるを得なかった問題を描き出す部分からなるドキュメンタリー。

犠牲者を出してしまったこの事件の一部始終がフィルムに収まっている。その時の様子を捉えた膨大なカメラの数。警察がきちんと交通規制できず、停車状態で人質をとって立てこもったバスをものすごい数の一般市民とメディアが取り囲んでしまう。それにより、長時間の立てこもりに犯人への憎悪が募り、取り囲む人たちの中から「殺してしまえ」という声が広がるほどに暴動化してしまった。一方で、そこにカメラがあり、ものすごい数の「目」があったからこそ、警察は早い段階で(それが可能だったにも関わらず)サンドロを狙撃するという選択肢を取れなかったということがある。彼は狙撃されるべきだったのか??

色々な問題が浮かび上がって来る。日本とは桁違いのブラジルの貧富の差。けれど、これも対岸の火事では決してない。日本の中でも貧富の差は確実に広がって行っていると感じているし、このループに入ってしまったら、元々有るところには更に実入りが生じ、ないところにはどうがんばっても入って来ない、という悪循環を繰り返す。そして貧富の差を助長する。

ブラジルの警察、刑務所の問題。どうがんばっても這い上がれない人たちが、やむなく警官になっている。そのタフな現場と環境/装備の悪さにより、その現状は生まれており、そんな風に警官になっているから誰も自らの警官としての仕事に誇りがない。弱いものに暴力を振るう。

劣悪な刑務所内の環境。床に寝るのさえ場所が足りない暗くて狭い監房の中。刑務所の中での暴力の横行。中に入ったら更に暴力的に、更に悪くなって出て来ると言う現状。

だけれど、その現状を良く撮らせてくれたな、と思えるほどフィルムに収まっている。日本ではそんな現場は蓋をして決して見せてくれない。見えていないところでは何が起こっているのか分からない。分からないからこっそりヒドいことは起こる。そして「善」は「悪」に対してどんなことをしても、その言い訳が成り立つ。色々な部分を外から見られないように規制をかけたり、自主規制をしたりしている日本の方が危なくはないか。

それから。このドキュメンタリーを見たからこそサンドロの境遇に同情心も生まれるし、彼は人質を傷つける気はなかったんじゃないか、と思うのだけれど、そのパニックの現場で警官に怒声を浴びせ、「殺すぞ」と怒鳴り続けている彼が人質を傷つけないのじゃないか、と考えることはきっととても難しい。彼には「悪」の仮面が貼り付いてしまい、その「悪の仮面」をたたき潰すことをその場の恐らくほとんどの人たちが願ってしまった。そんな集団に入ってしまったら、強力に一定方向に向かう人の気持ちの中に入ってしまったら、立ち止まることは難しい。

ブラジルは大変だな、なんて人ごとだと思ったら日本はホントにヤバい。
「悪」のレッテルを簡単に貼ること、その心を思いやることなくその「悪」の抹消を願うこと、そんなことは今現実に毎日起こっている。全ての内容がそうだという訳ではなく、中には良心的に作っている人もいるのを知っているけれど、おおむねメディアは「視聴率」「部数」「数」、つまり「カネ」にしばられ、熱狂を助長する。とことんまで盛り上げようとする。

この仕組みって、音楽業界もそっくり。ある種の「考えなくていい刺激」が欲しいのだ。何かが流行ると同じ波に乗りたがる。

作る側と受ける側、何もかもが鏡。自分たちの姿が映っている。そして鏡の中の自分たちを見て、人はますます過激に、鈍感になる。

「悪」と信じたものの周囲にまで何の解決にもならない「いやがらせ」まで始めてしまうほどに。

映画『バス174』
6月4日(土)〜7月29日(金)@ライズXなど全国随時上映予定
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by ayako_HaLo | 2005-05-24 00:17 | films/pics | Trackback | Comments(6)

誕生日ケーキ

b0024339_23405185.jpg昨日が相方の弟の誕生日だったので、簡単なケーキを作って遊びに行ってきた。(行ったら本人は不在だったけどw)

簡単イチゴのショートケーキ
(スポンジの代わりにプレーンのシフォンケーキ)
材料(シフォンケーキ型1個+紙コップ2つ分)
卵黄 4個
卵白 6個
三温糖 80g
薄力粉 130g
重曹 小さじ2/3
水 100cc
菜種油 80cc

材料を計ったら、卵白はしばし冷蔵庫へ。

卵黄のボール;
卵黄に三温糖の半量を入れてハンドミキサーで良く混ぜ合わせる。数分。
滑らかに混ざり合ったら、お水と油の順に入れて更に良く混ぜる。
そこに、合わせて何回かふるいにかけておいた粉(薄力粉+重曹)を混ぜ入れる。
更にハンドミキサーでよく混ぜる。一旦横に置いておく。

卵白のボール;
残りの三温糖を入れて角が立つまでハンドミキサーで混ぜ、メレンゲを作る。
固いメレンゲが出来たら、1/3を卵黄のボールに入れ、滑らかになるように
「へら」で混ぜ合わせ、なじませる。
馴染んだら、卵白のボールに全体を戻し、混ぜ合わせる。
型に流し入れる。

170度に熱したオーブンで50分ほど焼く。

焼き上がったら、瓶の口などに型の穴を差し込み逆さにして冷ます。

冷めたら、生クリームに大さじ1ほどの三温糖を加えてハンドミキサーで混ぜる。
好きな固さになったら、シフォンケーキの周りにぬり、イチゴを飾る。

参考にさせていただいたシフォンケーキのサイト

焼いている時間や、冷ましている時間を除いたら、かかった時間は飾り付けとか箱作りまで入れて2時間くらい?(焼きと冷ましの時間を加えて4時間くらいかな)普通のスポンジケーキより手軽にできる(ような気がする)のと、ふわふわになるのと、甘さが控えられる気がするのがいいところ。イチゴも今が一番旬で美味しいからね。

恐らく卵白に入れる方の砂糖は、角を立てる為に三温糖がギリギリなんじゃないかと思うけれど、卵黄に入れる方は黒糖でもいいんじゃないかと思うので、今度は黒糖で試してみよう。

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ついでにアップし損なった今年の春の山菜/野菜たちを。いずれも実家の母から送られて来たものを調理(とも呼べない程度)したもの。4月末。

b0024339_2341316.jpg蕗は下茹でして送って来てくれた。あんまりきれいだったので、そのままごまをかけて、ごま和えでいただいた。春の苦味はうまい。
b0024339_2342258.jpgタケノコとワラビ。これまたどちらも下茹でしてあったので、単にごま油で軽く炒めて、みりん少々とお醤油少々。軽くラー油をふったかもしれない。
b0024339_23423021.jpgタケノコとキヌサヤ。キヌサヤは、今年の春実家の(狭い)畑で採れたそう。軽く茹でてからごま油で塩味をつけて炒め、卵を絡めた。
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by ayako_HaLo | 2005-05-22 23:53 | foods | Trackback | Comments(2)
新アップリンクファクトリー森達也監督のテレビ作品集を見に行って来た。『放送禁止歌』は1999年11月6日フジテレビNONFIXで放送。実はこれに関しては、同名の著作を先に読んでいたので、流れは分かっていたのだけれど、実際の歌が音で聞けたのが良かった。放送禁止歌というものが実は存在せず、勝手な「自主規制」の賜物だった、ということがわかる。

メディアも制作者も「他律」されることの安易さを選び、問題を避け続けて来た結果が本来は実体のない「放送禁止歌」と言われるものを生み出した。同和解放同盟からクレームが入る、ということで、永きに渡って放送禁止と思われていた「竹田の子守唄」も逆に同和解放同盟の方は「いい歌だから広まって欲しい」と言われていた。

モメそうなことは、避けようとする。モメるかもしれないから、突っ込まない。そのせいで、たくさんの歌が日の目を見ない状態にされて来た。高田渡さんの「自衛隊に入ろう」もその一つ。以前渡さんがライブで、「あの歌詞を額面通り受け取って、自衛隊員の勧誘に使いたいと言われたことがある」とおっしゃっていたのを思い出した。確かに歌詞の中にはネガティブなことは一切触れられていないしね。なぎら健壱さんの『悲惨な戦い』も、決定的な情景は聞いている人が想像するだけで言葉としては出て来ない単純に面白い歌だった。相撲協会からのクレームが「来るかも」ということで自主規制されたらしいけど、実際にクレームは全くなかったとか。

テレビの作品を劇場で上映することは、あちこちに権利クリア/調整をしたりかなり大変な作業だったと思われるのだけど、実際はどうだったのだろう?映像全体の著作権もそうだし、本編中に使用されている楽曲に対する著作権印税の支払いなども、テレビ放映の時点ではテレビ局が局として一括で著作権使用料を支払ったはずで、その時に劇場で上映することは想定されていなかった筈だから…。現状ではテレビでの著作物が一旦放送されてしまった後、なかなか目にすることの出来ない弊害がそこにあるな、と思っていただけに、今回まとめてみられたのはありがたい。どう調整されたのか知りたいな。それとも完全にアングラかな?

森達也監督のテレビ作品上映会はかなり好評らしく、6月7月に再度アップリンクで再上映の機会があるらしい。『放送禁止歌』に関しては、どういう訳か『手紙』という曲の3番がカットされているバージョンが数回上映されていたらしく、慌ててフルバージョンを手配したらしい。一番肝になる3番がカットされているバージョンというのが存在している意味は何なのだろう?どんな風にカットされているのかそっちの方も見てみたかった。
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by ayako_HaLo | 2005-05-21 23:59 | films/pics | Trackback | Comments(0)