制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
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<   2005年 07月 ( 28 )   > この月の画像一覧

これまた上映を知ったのが直前だったので、お誘いせずに土曜日に見に行って来た。12:30に上映を開始して、二度のフィルムの掛け替え休憩5分ずつを挟んで、162分のフィルム。通い始めてから十数年、取材を始めてから数年、フィルムを回したのは近年の数年というドキュメンタリー/記録映画。

長良川に注ぎ込む支流の「粥川」。

ここしばらくのキーワードとして「農」はもちろんなんだけれど、もう一つ大きなキーワードとして「水」というものが私の中にある。もともと水が大好きで、海も川もお風呂も、水のそばにいられるのは気持ちいいと思って来たけれど、何かにつけて、「水」が出て来ると反応してしまう。映画『タイマグラばあちゃん』の中でもじいちゃんが家を建てる場所を決めたのは「そこに水が湧いていたから」と言っていた。美しい水と心地よさは、限りなくイコールで結ばれる関係ではないのか、と思って来た。

そして、この映画の主題が「粥川」周辺の人々の暮らし。民族文化映像研究所という機関が制作しただけあって「民族学的な」その土地の暮らし/情報を網羅しようとする試みだったように思う。
「自然の水、自然の流れがきれいなのは、
その自然そのものの力であり姿である。
と同時に、それに寄りそって生きる
人の生活のありようと心の反映である。」

今回上映をしたTokyo Professionalsからのメールの言葉に惹かれる形で、長良川のことも、もちろん粥川のことなんて全く知らないまま会場に足を運んだ。川の水の美しいこと。そして、川の水が美しいのはそこに住む人々の心が美しいから、生活が美しいから、というのも分かる気がした。

映画の中に出て来るおばあちゃん(生活/子供を育てる為に絶対不可欠だったという状況から現在離れても尚、毎日畑仕事を続けている)の言葉(文意)
「何でも土に植えておけば、お天道様が育ててくれる」
その恩恵を受けることに感謝し、更に恩恵を受けずにはいられない、という口調だった。この土地も日本の他の山里と同じく、イノシシ、シカからの「被害」だけでなく、近年は「猿」の「害」も増えて来ている。別のおばさんは笑いながら「イノシシと猿の餌を育ててるのさ〜。残ったのを私たちがもらうの」と言っていた(文意)。最近の獣の害に、たまに見るテレビのニュース番組の中では、里の人たちは猿と「敵対」し、アナウンサーは「深刻な被害をもたらしている」と伝えるけれど、このおばさんたちの明るさ、というか達観はどうだろう。単に伝える側の「切り口」の違いで、里山の人たちの態度は同じなのか、この村落が特別におおらかなのか…。

古い「シシ垣」が張り巡らされた集落。「シシ垣」の周りには「落とし穴の罠」があるところもあるそうで、イノシシとは古くから「関わり」があったらしいことがうかがえる。昔はある程度の高さの垣があれば、イノシシが侵入できなかったものが、近年は2メートルくらいの塀なら飛び越えて来て、帰って行くのだとか。これは「進化」なのか、それとも「それほどせっぱつまっている」のか。

また、猿が里に現れることは本当に近年のことらしく、原因は恐らく山の中に豊富にあったはずの「栗」や「果物」の木が、「植林」の為に切り倒され、山の中で生活が成り立たなくなったためだろう、ということだった。木材になる木だけを植えたい「木の畑(林業)」の中では果物の木は「邪魔者」だったのだろう。猿が軽々と高い網の塀を飛び越え、畑で「おいしいもの」をいただいて帰って行く映像を見たら、これは対抗手段はないなぁ、と思った(塀に夜間だけ電流を流したりしているところもあるらしいが、やってるおじさんたち自身が「あまり効果はない」と言っていた)。

「テロとの闘い」と同じ話に見える。現在起こっている「困ったこと(表層)」だけに対処しようとしても無理なんだろうってこと。根源に立ち戻らないと…。猿やイノシシ。熊たちと住み分ける為には、山に彼らの居場所を取り戻すことが、例え数年〜数十年かかろうとも最終的には解決策になるのじゃないのかなぁ。もちろん彼らの住環境が良くなって数が増え、結局山を下りて来る可能性は否定できないけれど…。それとも、敵対を続けていたら、彼らが数を減らしていなくなってくれるのか…?

「自然農」として自分が関わる畑の中に、「自然の循環」を取り戻すことによって畑の中は「廻り始める」んじゃないか、と予感しているけれど、もう一つ引いたところで、イノシシや猿、熊のことまで考えると自分の畑の中だけのことでは済まない。広大な森や森林、林業をしている人たちとも関わって考えて行かないと解決しない問題。

この映画のお陰で、昔の林業のあり方を少しだけ見ることができた。雨や嵐で倒れた木材を「木馬(きんば)」という方法で運び出し、筏を組んで粥川を下る、という映像を見ることが出来た。林業。森林。これも今後のキーワードになりそうな予感がする。自分の生活になかなか直結しないし、山に暮らしたこともないから、気持ちを巡らせるのが難しい気はするけれど…。

いずれにしても「美しい水」はやっぱり「幸せの水」。
きれいな水の近くに行きたい/生きたいなぁ。
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by ayako_HaLo | 2005-07-31 14:29 | films/pics | Trackback | Comments(0)
ついに家のベランダ菜園で葉を茂らせている水芋(陸栽培)とヤツガシラ(水栽培)の葉柄を食すことにした。成長を見ていると、内側の茎にくるまれるような感じで新しい葉柄が育っているので、一番外側にあたる葉っぱと茎を一本ずついただいてみることにした。薄緑色の茎で大きな葉っぱが水芋。紫色の茎でちょっと濃いめの小さい葉っぱがヤツガシラ。後の方で反省点を書くけど、いくつか改良すべき点あり。

b0024339_18504317.jpgまず一応水で洗った。ホコリとか道路からの排気ガスはあるだろうから、ね。更に、葉っぱの枯れている部分は取り除いた。それから茎の皮をむく。「蕗」と同じような要領。一カ所、つる〜っと剥いたら、そこの部分からぱきっと折り、それ以外の部分の皮をむいて行く。この時に、目指す長さに折って行く。

b0024339_1852278.jpg葉っぱの部分も別にして、こんな感じ。(本来ならば、ここで水に浸けて「灰汁抜きを」すべきところを省略してしまった…。やった方がいいと思う。)皮の部分も写真には撮ったけど、ここはさすがに捨てます。念のため。

b0024339_18525299.jpgお鍋にお湯を沸かし、下ゆでする。入れた瞬間に、水の色がぱっと紫色に変わった。数分茹でてしんなりしたところで、ざるに取り出す。ぬるぬるっとしている。皮を剥くときは平気だったのに、この時に少し手がかゆくなったのでご注意。葉っぱの部分は刻む。

b0024339_18531364.jpg下茹でした上で、普通に味噌汁の具として使用。ちょっとぬるっとしたお汁になっていい感じ。

<反省点>
上に書いたように皮を剥くときには別に手がかゆくならなかったから…と思って、水に浸けておくという「灰汁抜き」を省略した為に、出来上がった味噌汁が「少しだけ舌をさす感じ」だった。(何も教えずに食べた相方は後で聞いたら「モロヘイヤの味噌汁」だと思ったらしく(おいおい、モロヘイヤの茎はあんなに太くないだろ)、全く舌をさしたとか何も言っていなかったので、その程度のことだけど…)灰汁抜きはちゃんとした方が、更に美味しくいただけるはず。

<回避策>
作ってしまった味噌汁を翌日冷やしていただく時に、思いついて「酢」をちょろっと足してみた。灰汁って言うくらいだから「アルカリ」だろうな、と思い、それなら「酸」で中和したら舌も刺さないのではないか…?と思ったから。

そして、思った通り、少量の酢で中和され二日目に冷たくいただいた時には舌をさすような感じもなくなった。そして少量だったということもあるだろうけど、お酢の味全くせず。万一、灰汁が残った味噌汁になってしまった場合の回避策として「お酢」は有効かと思う。冷たいのも美味。

下ゆでをする時に、お湯に酢を入れるのもいいかも。

<考察>
佐賀では夏に水芋の茎を甘い酢水で煮て、冷やして食べる。「にいもじ」←ネット上にレシピを発見。私の実家では確か「だし汁」を入れていなかったと思うけど、どうかな…。←嘘です。母曰く、だし汁入れるそうです。さっぱり、つるっと、ぬるっと、シャキシャキかなり美味しい一品。この「酢水で煮る」っていうのも、きっと「灰汁対策」ってこともあったんじゃないかな、と思い至った。昔の人は良く知ってたね。
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by ayako_HaLo | 2005-07-30 18:58 | foods | Trackback(2) | Comments(7)

映画『SPROUT』

6月半ばに試写を見た。明日から公開なので、一月半前にここに書いても、なかなか覚えていられないだろうと思ったので、今日までアップするのを待っていた。でも、書いたのは6月の半ば。
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sproutというのは「芽」「新芽」、また「芽吹く」「芽を出す」「ぽこぽこ現れる」のこと。イメージとしてはspring(湧く、出て来る)とoutが合わさった感じの印象を私は持っている。

映画はたくさんのサーファーをフィルムに収めている。先に言っておくと、私はジェリー・ロペスくらいしかサーファーの名前を知らない。本当にたくさんのサーファーとボードの種類、その名前が出て来るけれど、名前を知らなくても、気持ちよく映像と音楽を楽しめた。みんな力が抜けていて美しい。「自然(波)と一体になること」「楽しむこと」を第一義に掲げて暮らしている人たちの美しさ。そこには邪心、たとえばカッコ良く見せようとか、どうやって(波を)征服してやろうかとか、誰かに勝ろうとか、そういう感じがまったくなく、ただただ「波と一体になり、遊ぶこと」を求めて楽しんでいる。私が求めているのは、きっとこういうことなのだと思う。

人を雇って昔は一週間に何枚もサーフボードの制作をしていた、という人が出て来た。その筋では有名な人かもしれない。彼が結婚し、子供が出来て、週にボードを2枚制作する状態になり、更に現在は週に1枚だけを制作しているらしい。それで家族が暮らすのに困っていないし子供たちと遊ぶ時間も十分にある、と言っていた。更に自分で制作するボードの為に木を庭に植え、ボードを削る時に出た木の「くず」は新たに植えた木の根囲いに使用するから無駄にするところがないそうだ。
「循環」。
溜め込まず、必要な物を必要な分だけ作り、利用させてもらい、還す。

私が受け取ったキーワードは、
「(主語は漠然と…、強いて言うなら自然と)一体になる」「楽しむ」「循環」。
「循環」はもしかしたら「一体になる」に含まれるのかもしれないな。

この間見たヒトラーの映画では地下壕の中で、最後は将校たちが心を「麻痺させるため」に酒をあおり、乱痴気騒ぎを繰り返す。何かから逃れるため、何かを忘れるため、何かから心を閉ざすために「お酒」や「薬」に頼って刹那的に快楽を得ようとしていた。それとは対照的。あれは「麻痺」なだけで、決して「楽しむ」では無かったはず。

自分をいっぱいいっぱいまで開いて、開いた状態で楽しめる何かを見つける。その状態で楽しいことに出会えたら、たぶんそれだけで生きていられるんだと思うし、それを中心に他のことを考えるようになるんだと思う。彼ら(サーファー)にはそれがサーフィンだったのだろうし、私には(もしかしたら、音楽だけとは限らないのかもしれないけど)「制作」の時なんじゃないかな、今のところ。

「制作」の全体の作業の中ではわずか1%ほどの時間/量にあたるスタジオの中の「楽しさ」=「ピーク」を何度か経験してしまったから、サーファーにとっていい波が来ないときは、絵を描いたり、ゲームをしたりしているように、私も別のものを作ったり、別のことを考えたり、やったりしたりしているのかもしれない。波に乗る「楽しさ」があるからサーフボードにワックスを延々ぬる、という私なんかから見るとあまり楽しそうに見えない作業も、彼らはニコニコしてやっている。嬉しそうだ。私にとって制作の為の事前の準備(かなりの事務作業)が他の事務作業(例えば確定申告の書類作りとか)に比べると苦にならないのと同じかも。事務作業はどちらかというと得意でも好きでもないのだけれど。

「一体化」するところまで「開く」というのは極限まで開くってことだから、いつも出来ることとは限らない。でも、だからこそ出来た一瞬、いや、私の場合まだまだ「近づいた」ような気がするっていう程度かもしれないな、それでさえ気持ちいいんだよね。

「今を生きよ」「楽しめ」。

7月30日(土)からシネマライズでレイトショー、ライズXで全日ロードショー。力を抜きに行ってみてほしい。もしかしたら、ある程度歳をとらないと出来ないことなのかもしれないけど、力が抜けている方が断然美しいと私は思う。私がジジババ好きで、ちっちゃい子供や動物好きなのは、そういうことか。彼らは美しいんだね。私も美しくありたい。そしてもっともっと美しい人たちがSPROUT「ぽこぽこ現れ」ますように。

SPROUTの英語のサイト。写真がきれい。
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by ayako_HaLo | 2005-07-29 12:36 | films/pics | Trackback | Comments(0)

千葉移住?!

7月15日に「東京を出たいんだよね」でも書いていたように、畑(ともしかしたら近所に家?)を探している。で、あてもなく検索をかけていて、たまたまYahoo!のオークションサイトに入り込み、見つけてしまった。

古い家。瓦葺き平屋建て5DK。8畳一間、6畳3間、4.5畳一間。台所。縁側様の廊下が家の周りを巡っていて、6+8+6畳で25畳のぶち抜き宴会場になる作り。川まで20m。春にはタケノコが芽を出し、栗、柿、梅、ゆずの成木があり、50kg以上の採取可能。池あり。鳥小屋あり。そして、何より『畑300坪』だった。家賃4万8千円/月。

見つけたその日のうちに、管理をする人にメールを出し、オークション期間内には全く時間が取れなかったので、時期的には終了後になってしまうけれども見学させてもらうことにした。場所は、千葉県大多喜町。

実を言うと、大多喜町という存在さえ全く知らなかったし、このオークションに出会ってから「どこにあるの?」→「千葉県南部の外房側勝浦より内陸に車で30分ほど入ったところ」。「交通の便は?」→「いすみ鉄道(JR外房線大原で乗り換え、東京から2.5〜3時間。いすみ鉄道が2〜3時間に一本ほど) or 高速バス(約2時間、1〜2時間に一本ほど)」などということを次々に調べた。

で、ついに先週末見に行って来た。

b0024339_1222535.jpg玄関を外から見たところ。この辺りの広さと家賃の相場がわからないけど、今の東京のマンションの半額強の値段で一軒家。それに一番欲しかった畑。川や果物の木、タケノコ、鳥小屋のおまけ付き。オークションにも補修手直しなど大家任せではなく、自由に手を入れて住むつもりで…と書いてあったので、さぞかし古くてすぐには住めない状態を覚悟していたけれど、その想像から見たら全然OKな状態。石油ボイラー式のお風呂シャワーなし。汲取り式トイレ。コンセントの口が少ない(昔は各部屋にそんなに電化製品なかったんだよね〜、と実感)などは、覚悟していたから問題にしない。前に住んでいた人が出てからしばらく(恐らく数ヶ月以上?)時間が経っていそうな感じがしたので、大掛かりな掃除は必要そうに見えた。

b0024339_12231372.jpg玄関を入ってすぐの25畳ぶち抜きにできる3間続き。広い。相棒と二人だけには広すぎるかも。宴会やらなくちゃ…などと考える。

b0024339_12232543.jpg家をぐるっと囲む縁側様の廊下。ガラス窓は後から入れたのかな〜。それほど古い家でもないのかな。網戸にして開け放したら涼しそうだ。

b0024339_1224767.jpgそして、これはオークションのデータには載っていなかったけれど「米の貯蔵庫」。かなり大きな小屋で、土間の先にはアルミ板ばり(?)で湿気対策を施された巨大な米貯蔵庫。もともと農家の方のお家らしく、この小屋の天井裏にモミを貯蔵しておき、必要な時に取り出す仕掛けも見せていただいた。こういう風にお米は貯蔵していたのか〜。という新たな発見。

この家を見た後もう一軒、3万3千円/月の小さな一軒家(2DK~3DKくらいの話だったか…)も見せていただいたけれど、そちらはまだ中に人がお住まいで、中は見れず。また、川のせせらぎも聞こえず、近所の運動場の歓声が聞こえる、駅には近くて便利そうだったけれど(まぁ、ほとんど走ってないけど)、近所にある程度密集した住宅がある。果物の木がない。畑として使える面積が1/10程度…。最初に見た方の魅力に叶わず。

b0024339_12252944.jpgバス停に向かって歩く道すがら、カブトムシ。こんな道路脇まで出て来るのか〜。鉄柱にしがみついてる。

その日は見学させていただいたお礼をお伝えして、ひとまず東京に戻った。既に物件は空き家になっているのだから、借り始めるとしたら、来年から…なんていう悠長なことは出来そうもない。けれど、すぐに生活の基盤を完全に移せそうもない。相方は今の職場に毎日通うことは不可能。いろいろ不安、心配事はあったけれど、その全てに決着をつける心づもりをつけて、二日後に「お願いします」のメールを出した。最低今年いっぱいくらいは二重生活を送るつもりで…。



が。
「残念ながら以前見学に来られた方から昨日ご入金がありました」



…。



メール出す前にすっごい決心したのに〜。心は大多喜に向かっていたのに〜。

至極残念。

でも、購入する訳じゃないにしても、こんな物件を見に行ったのはコレが初めてだった訳だし、畑は北向きの斜面になっていたから、作物を育てるにはちょっと不向きな形状だったと思うし(実際は草ぼうぼうで(←これは大歓迎)、地面は見えなかったし、川にもたどり着けなかった)、イキナリの話だったから、まだまだクリアしなくてはならないこととか色々あったのは事実だし、きっと何か理由があって今回はダメになったんでしょう。もっと素敵な出会いが待っているよ。ってことなのかもしれないし、ね。

というわけで、今回は千葉移住失敗に終わったんだけど、東京まで2時間圏内までなら何とかなるかな、というのが現在のところの私の距離的な結論(相方の方は仕事場を変えるしかないけど)。お分かりのように「東京を出たい」「畑欲しい」という部分に関しては「本気」なので、「静かな環境」で「できたら古い家」「畑付き」いいところにお心当たりの際は、是非お知らせを。プリーズ。
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by ayako_HaLo | 2005-07-28 12:31 | plants/farming | Trackback(1) | Comments(9)
7月27日から三日間新宿ピットインの40周年記念イベントの一環として(だと思う)、ピアニスト佐藤允彦3DAYSというライブイベントが行われる。これはライブだけでなく、同時に彼の写真を撮りためて来た写真家YO-RIさんの写真展「TOHSA 1 = ピアニスト 佐藤允彦 =」もライブ会場で開催されるという試み。直前のお知らせでごめんなさいなんだけど、今日、行って来ようと思っている。
[日時]7月27日(水)〜29日(金) 19:30開場20:00開演
[場所]新宿ピットイン 03-3354-2024
[料金]4,000円(1DRINK付)

写真も音楽も楽しみ。


7月30日(土)に予定されている九条の会が主催する九条の会・有明講演会は、都合が付きそうなので行こうと思い、ギリギリ今になって申し込もうとしたら、既にいっぱいでキャンセル待ち整理券を出し、追加席を急遽900席設けたとか。
◇日時………7月30日(土) 午後1時30分 (開場12時、終了4時)
◇会場………東京・江東区・有明コロシアム
◇講師………井上ひさし、大江健三郎、奥平康弘、小田実、鶴見俊輔、三木睦子
         (変更の場合もあります)
         ※午後1時から、及び講演の途中で、荘村清志さんのクラシックギター演奏があります。
◇参加費……1000円(当日、会場にていだきます)

講演自体に興味があったのも事実ではあるけれど、それよりこの時期に定員の1万人の申し込みがなかったりしたらイヤだな、と思っていたところがあるので、自分が聞けないことより、超満員になりそうだ、ということがわかってよかった。現状の「欽定憲法」である部分とか、60年経って現実にそぐわなくなった部分を改訂する議論はあってもいいと思うけれど、九条だけは手をつけてはならないと思う。


7月24日に8月4日(木)愛知万博で福岡正信さん講演という記事を書いたけれど、その後、事務局から質問に対する返答のメールが昨日届いた。
回答(返答メール無断引用):
8月4日(木)福岡正信氏トークイベント「自然農法からの学び〜大地の力を感じながら」は、15:00〜16:00の開催を予定しております。
本催事の観覧に愛・地球博の入場券以外に、チケットの購入は必要ございません。
また現在の所整理券等の配布は予定されておりません。

上記の事項に変更が生じた場合は、市民パビリオン&海上広場公式ホームページの、「デイリーニュース」などでお知らせさせていただきます。
なお、やむを得ぬ事情により催事自体が中止となる場合もございます。
その際はご了承ください。

時間は15:00~16:00。ようやく時間と場所が確定した。

台風一過。(←子供の頃は台風一家というすごい騒がしい家族のことだろうと思っていた)
東京はものすごく良いお天気の夏日。太陽の光がこれまでとは違う。ようやく夏本番。
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by ayako_HaLo | 2005-07-27 11:18 | plans | Trackback | Comments(0)
くるみアーモンド山ぶどうクコの実クランベリー入り全粒粉パンというものを5月の終わりに作って以来、2~3週間に一度の割合でパンを焼いている。

現在普段作る材料
強力粉+全粒粉、そば粉、炒りぬかなど粉もの:650g
ドライイースト:小さじ3強
はちみつ、ジャム、メープルシロップ、グレープシロップなど糖類:大さじ3強
自然塩:小さじ2程度
油類:大さじ3~5
ナッツ、ドライフルーツ類:カップ1.5程度
ぬるま湯:300ccくらい?

というかなり大雑把で、毎回違ったもの。

今回は、強力粉250gくらいに、炒りぬかと全粒粉、かぼちゃの粉を粉のベースとして、豆から作ったチョコレート様の香りを持つキャロブ粉、ココナッツパウダーと「ヒエ」「アワ」「キビ」を適当にを混ぜてみた(つまり家にあるものをホントにてきとーにグラム数は「目安」として入れてるってこと)←ちょっとやりすぎた感もありw。以前「おから」を入れたのもかなり気に入っているのでまた作りたいと思っている。強力粉の割合をぐんと減らしてから、当たり前ながら最初のレシピみたいに「ふっくら」したパンじゃなくなったけど、それはそれで美味しい。

それから。
家にあった「ドライイースト」という「便利な代物」の袋を見てみたら、実は色々な「添加物」をかなり含んでいるものだったとわかり、ようやく今回焼いた分で在庫を消費しきった。そして、イースト菌に関しては、またそのうち紹介すると思うけど、添加物を含まない「ドライイースト」を入手したので、今後はそちらを使う予定。将来的には「生イースト」「天然酵母手作り」という方向に向かうんだろうな、と思うけど、それはもう少しお預けにしている。

今回のドライフルーツ、ナッツ類は、ナツメヤシ、クコの実、干しぶどう、冷凍保存しておいた「生デコポンの外皮」、松の実、アーモンド、くるみ、パンプキンシード。ドライフルーツでは「いちじく」がかなり気に入っているけど、切らしてしまった。手に入れなくては。また、大事に使って来た「生デコポンの外皮」が今回で終わり。残念。山ぶどうも美味しかったけど、こちらも現在欠品中。

混ぜる手順はくるみアーモンド山ぶどうクコの実クランベリー入り全粒粉パンの通り、これまたテキトーなんだけど、最近気に入っているのは、「ビスコッティ」もどきも同時に作ること。

b0024339_1324314.jpg一度平たくパン生地を焼いて、あら熱が取れたところで1センチ幅くらいに切り、断面を上にしてもう一度焼き締めるというもの。通常「ビスコッティ」と呼ばれるサクサクしたお菓子は、ベーキングパウダーで膨らませて焼くみたいだけど、こちらはイースト。そのせいか、さくさく感は全くなく、東鳩の「オールレーズン」みたいな食感。入っているのがこちらはレーズンだけじゃないけどね。ビスコッティというのは「二度焼く」という意味らしいので、そういう意味では、まぎれもなくビスコッティなんだけど。

b0024339_13312062.jpg温度が下がったら、ガラスの瓶に密封して保存。水分をかなり飛ばしてるし、ある程度固く焼き締めるので、パン自体より「日持ちがする」と思うんだけど、結局パンがなくなったら、おやつに/お昼ごはんに食べちゃって「どれくらい日持ちする」というデータが取れる前に完食しているので、「たぶん少し日持ちします」程度の情報でごめんなさい。これはコレで美味しい。パンを作る時にちょっと多めの生地を作ったら手間はほとんど変わらず二つ楽しめるので(味は同じだけど)、おすすめ。
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by ayako_HaLo | 2005-07-26 13:41 | foods | Trackback(1) | Comments(3)
お客さん12名限定という贅沢なコンサートに「こっそり」誘っていただいたので、事前に誰も誘えなくてごめんなさい〜。中国の楽器で揚琴(ようきん/ヤンチン)を演奏する張林(チャン・リン)を聴きに根津にある中国茶とお食事/お酒のお店アノマに行って来た。

b0024339_13545117.jpg揚琴というのは、ご覧の通りテーブルハープで、通常は「スティック」で弦を叩くことによって音を出す楽器。通常は、と言ったのは張林はそれ以外の方法でも音を出していたから。写真は本番の前に調弦しているところ。右側に大きくチューニングするためのペグ(と呼んでいいのかな)があり、左側は「微調整」を行う為のもの。ちょこちょこと触って音を合わせていた。また、左手にはいくつかの弦を「半音」変えられるレバーもついている。

ハンマーダルシマと同じように起源はペルシアの「サントゥール」と言われていて、ヨーロッパに渡ったのがハンマーダルシマになり、シルクロードを渡って中国にたどり着いたのが「揚琴」(日本語では「ようきん」というけれど、中国語からカタカナに直すと「ヤンチン」というのが一番近いかな)。そして彼の話によると、元々は「洋琴」(つまり外来もののお琴)という字で著わしたそう。中国の楽器の中ではかなり新しい方に入る楽器で(と言っても500年ほどの歴史!中国史の中では500年は「新しい!」)、確固とした「伝統曲」というものの数が他の中国楽器に比べると格段に少ないので、彼なんかはそれを逆手に取って、色々な音楽を彼なりに消化吸収して演奏しているということだった。つまり、色々な音楽に対しての対応力もあるということ。

b0024339_1422742.jpgスティック(ばち)の先の部分。ハンマーダルシマが木のスティックで先の部分はマレット状になっているのとは対照的に、揚琴は「竹」でできたスティックで叩く。元々は全体が竹製だったそうだけど、今は先の方(弦を通常叩く面)に、別の固い木の素材を組み合わせ、更にその全体をゴム(旧式の自転車のゴムチューブから作るのが一番いいらしい!)で覆ってある。このスティックだからこその音の柔らかさであり、軽さ故の瞬発力。竹の部分に丸い穴が空いているのは飾りかと思って聞いてみたら、近代になってからスティックの先の部分叩くの面に別の木が足された話をしてくれて、そのことによって「重くなってしまった」その重さを調節する為の穴だとか。触らせてもらったけど、ホントに軽いの。

b0024339_14115997.jpgこちらはスティックの柄の部分。ホントに薄い柄なのに模様が彫り込んであるところが何だか素敵。壊れやすいだろうなぁ。このスティックで5-6年ほど使っているものだそう。新しいスティックはまだ「青い」(青竹)時もあるそうだ。そしてスティックを作るのは「古く」て「ぶ厚い」竹がいいらしく、なかなか素材を手に入れるのが難しいらしい。厚みがあって節と節の間隔がちょうどいい「足踏み竹」をお風呂屋さんで見つけた時に「譲って下さい!!」とお願いしてしまったこともあるとか。

スティックの下にスティール弦が見えているけれども、低音弦は一本(のところもあったと思ったんだけど、今別のページをちらちら見たら、低音弦は二本って書いてあったから私の勘違いかもしれない)、音が上がって行くに従って二本、三本、四本、五本まで本数が増えて行く。複数弦がある場合は、もちろん全て同じ音程に調弦してあった。

b0024339_14164185.jpg演奏者側から見た揚琴。何と言う名前かわからないけど、各弦を途中で支えている柱の数や位置がハンマーダルシマとは違っている。音の並びがどうなっているのかまでは解明できず。次回またゆっくり見せてもらおうと思う。

一番前の「かぶりつき」で全くマイクも何も通さない「生の」音を聞かせてもらえて幸せ。私はオープンチューニングの弦の響きが大好き。体がゆるゆると緩んで行く気がする。弦と一緒に振動しているんだろうな。張林は7月7日に新しいアルバム「弦外之音」も発売。柔らかいゴム面で叩いた音とともに、裏側の竹面で叩いたきらびやかな若々しい音も楽しめる。

b0024339_14275895.jpgコンサートが行われたアノマでは、時々お茶会、ミニ茶会という名前で、お茶を飲み比べたり、音楽を聴く楽しみとセットにしたり…という企画もされているようだ。写真は昨日いただいた点心。蒸したてのぷりぷり。

b0024339_1437599.jpgこちらは、ホームページの「お茶の種類」というところで見ていて、お店のメニューにはなかったけれどもお願いした「野生茶」。「モチノキ」の葉っぱだそう。「苦いですよ。暑気払いなどにはいいし、経験としてはいいけれど、おすすめはしない」って言われたけれど、それほどきつい苦味でもなく、さっぱりと美味しかった。
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by ayako_HaLo | 2005-07-25 14:52 | music/concerts | Trackback | Comments(8)
8月4日(木)に愛知万博会場で「自然農法」提唱者の福岡正信さんのトークイベントがあると聞いて、概要を調べようとするんだけど、まぁ、ホームページが見にくい。

結果的には地球博本体のイベントではなく『市民プロジェクト』というものの一環だったらしい。愛知万博本体のイベント検索に「福岡正信」を入れてみてもひっかからなかった。(検索にはひっかかるようにしておいて欲しい!)

そしてこちらの市民プロジェクトのページもまた全体の仕組みがどうなってるかわからない私みたいな人にとっては、情報を得るのが大変。このトークイベント自体が何時から始まるのか、まったく良くわからない。8月4日(木)開場時間の9時に『対話劇場』を目指して瀬戸会場の【市民パビリオン&会場広場】というところに行ってみるしかなさそう。

とりあえず、予約が必要なのか/予約が出来るのか/整理券を配るのか。開始、終了予定時間などの詳細情報求む!のメールを事務局に入れてみたけれど、この情報は表に出しておいてくれたらいいのに、と思う。

メールを出すフォームにたどり着いてから、事務局の連絡先がわかった。
■連絡先■
〒489-0964
瀬戸市上之山町2丁目171-1
愛・地球博 瀬戸会場 市民パビリオン内

TEL:0561-89-5738 
FAX:0561-87-5751

返事がなければ電話するしかないな。

「対話劇場ライブ配信」ということもやっているみたいなので、(私はまだ見てみてないけど)気になるけど行けない人はチェックしてみて下さい。

福岡さんはお元気と伺ったけれど、既に90歳を超えられていることを考えると、(私の方だって昨日の地震も結構すごかったし、何あるかわからないし)この機会を逃すと今後直接声が聞けるかどうかわからないから、現在のところ行く方向で検討中。前日から名古屋の親戚のところに厄介になり、当日も名古屋泊になるか4日中に万博会場で浜松の山村で暮らし始めた友人(彼女も福岡さんの「自然農法わら一本の革命/福岡正信著」が出た時に衝撃を受けたということが私がこの本のことをブログに書いてみてわかった)宅を尋ねるか…。どっちにしても数日東京を空ける予定。

更にその後は、8月8日(月)から5日間「英語集中訓練合宿」で家を空ける予定(さすがにこの期間は更新は難しいだろうなあ)。その教材と会計管理/計算ファイルも作らなくては。ありゃ、何やら結構忙しいみたい。
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by ayako_HaLo | 2005-07-24 05:48 | plans | Trackback(1) | Comments(0)
ベランダに当初植えていなかったものたちが顔を出している。
b0024339_1054302.jpgこんなに大きくなっちゃって、そろそろ花をつけようとしている。何と言う草なんだろう。この辺りで路地や地面には見ない気がするけれど。

b0024339_1055475.jpgこちらは、左側はもしかしたらドライナツメヤシの実の中に入っていた種を埋めてみたものかもしれない。もう少し見てみないと、何とも言えず。右側下は草と思われる。シソの根元で日陰だからそんなに大きくはならないと思うけれど。

b0024339_1057876.jpgこれは「でこぽん」を食べた後の薄皮と種を振りまいておいた辺りだし、葉っぱの感じが「柑橘系」だから、恐らく「デコポンの芽」だと思う。わさわさ芽を出して来た。かなり美味しい外皮までホントに美味しいデコポンだったから、もう少し育ててみる予定。実をつけるまでには10年くらいかかるかな。欲しい人いたら、分けます。

b0024339_1101582.jpgそしてついにこんなのまで!何と言う名前の「キノコ」かわからないけど、うす黄色のキノコが生え始めた。これまでうちのベランダでキノコは見たことない。菌類も大歓迎だけど、できたら「鉢」の下じゃなく、鉢の中で色々と分解して欲しかった。でも放置。

b0024339_1125654.jpgこちらは台所の「豆入れ」に入っていた「赤インゲン豆」を二粒「ミョウガ」の根元に埋めておいたもの。しっかり芽を出してすくすく成長中。「植える」タイミングとしてはちょっと、いや、かなり遅かったかもしれないけど、もしかしたら間に合うかも。蔓があるのか、ないのか、どんな風に育つのかわからないけど、観察中。

b0024339_1152914.jpgこっちは元々植えてあった方のインゲン。6月の暑い時期を、恐らく盛夏と勘違いして、必死に花をつけ実をつけたその後、梅雨に入り気温が下がったり日照時間が減ったこともあって「もう終了かな〜」と思うほど葉っぱの色がどんどん変わっていった。実際別のところに植えたインゲン2株は、そのまま「終了」してしまった。

b0024339_118966.jpgところがこちらの二株は、今どんどん古い葉を落とし、新しい葉を成長させ始めている。もう一回やり直し、って感じ。6月のときよりも茂り方が広範囲な気がする。6月は、蔓を伸ばすことに一生懸命になっていた感じだったけれど、今は葉っぱを広げて行っている。これで実をつけたら所謂「二番生り」ってヤツなのかな。一番左に「ヘチマ」。

b0024339_11113489.jpgそして同じことが茄子にも起こっている。一つだけ小さな実をつけた後、どんどん葉っぱの色が変わって行き、今、新しい葉っぱとどんどん入れ替わっている。これも「二番生り」待ち。

b0024339_1262864.jpgこちらも暑い時期にたくさん花をつけ、3つだけ実を結んだうちの一つ。唐辛子。まだ青い。唐辛子だけでも自給率100%になったらいいなぁ。また、つぼみがぼちぼちつき始めているから、夏の間にどれくらい実を結んでくれるか。

b0024339_1281285.jpgオクラも元気に花を咲かせては実をつけている。今は4本同時に生っている。収穫時。左手に見える「ハンダマ」もしっかり根を張りどんどん若い芽を出している。この枝も折って挿せばつくはずなので、増やすのも楽そうだ。

茂っていた方のミニトマトは一旦実の熟成が終わり、こちらも全ての葉を落とし始めた。もう一度若い葉をつけ始めるのかどうか観察中。枝豆はどうしてもダメだったな。すべて十分に実をつける前に終了。落花生は何とか息を吹き返し、若い葉っぱをたくさん出している。この間よその畑で見たら、既に黄色の花を咲かせていたので、そろそろうちのも花が咲かないといけないのかもしれないけれど、まだその様子もなし。のんびりしているんでしょう。

また暑くなって日照時間が増え、めきめき成長し始めるのが楽しみ。
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by ayako_HaLo | 2005-07-23 12:19 | plants/farming | Trackback(5) | Comments(0)
重曹とグリセリン+液体洗剤で染み抜き実習01では、前置きで終わってしまったので、今日はいきなり本論から。

b0024339_14474797.jpg実習に行く前の日に、「シミの付いたハンカチ」を用意した。左上から時計回りに「ドリップしたコーヒー+その粉」「ケチャップ」「醤油」「油性マジック(マッキー)」前の日にシミをつけて乾燥させたから、念入りなシミ。

染み抜き作業に必要なもの:
染み抜き剤(重曹、グリセリン、液体石けん、40度くらいのお湯があれば作れる)
染み抜き剤を塗る刷毛
シミ取りしたい布の後ろに当てるタオル
シミ取り剤を布地にトントン叩き込む「ささら」
洗濯機
クエン酸

b0024339_14504694.jpg「ささら」というのは、中華鍋などを洗う時に使う竹製のタワシみたいなもの(参加者の中にお寿司屋さんがいらっしゃって、彼はこのささらで魚の内側を洗うんだそう)。シミ取り剤を布地に馴染ませたり、汚れをたたき出したりする役目をするのだと思う。昨日書いた親父さん(mixi内のページインターネット上のページそろそろ息子さんに完全に引き継がれるらしいマツミヤクリーニングのページ)が、ささらも持って来て下さって、実習終了後にいただいた。合羽橋など道具屋さんに売っているらしい(100円ショップにも小さいのがあるとか)。これはかなり大きなサイズだけど、小さい「ささら」を持参されている方がいて、それも使いやすそうだった。

1、まず染み抜き剤のブレンドを作る。
(↓親父さんレシピを実習の管理人さんがまとめたもの)
親父特製ブレンド染み抜き剤 (約500ml)
・35~40℃のお湯250mlに重曹37.5mlを加え溶かす
・グリセリン250mlを加える
・中性洗剤30mlを加える

このブレンドは一度作っておけば(PP(ポリプロピレン)かガラス製の容器に)保存しておいて、次に使う時に35-40度に「湯煎」して使える。これが一番「働きがいい温度」というのは、実習中に見ていてもわかったから、「温度」は大きなポイント。人肌。

2、シミがついた布の下に、タオルを当てがい、まな板やテーブルなど平らな台の上に乗せる。(シミはこのタオルに移る。でもタオルについた汚れも洗濯で落ちるので大丈夫)

3、刷毛でブレンドした染み抜き剤を塗る。優しくしみ込ませる感じで、くるくると。塗っている間に既に汚れが浮き立って来るのがわかる場合もあり。

4、「ささら」でシミの部分をトントン叩く。染み抜き剤を馴染ませ、汚れを浮き立たせるためと思うので、必要とあれば、優しく手で揉んでもOK。(毛羽立つ繊維の場合は裏からやるといい)

5、用意したバケツですすいで、様子を見る。

まだしつこいシミが残っている場合はこの行程を繰り返す。
また、グリセリン、重曹の濃度を上げて試してみる。
ある程度まで落ちていたら、この後洗濯機で洗ったら完全に落ちる場合もあり。
(洗濯機に使用するブレンド比率はこちら。同じく親父さんレシピを管理人さんがまとめたもの)
洗濯洗浄液 (水量約50Lで洗濯機洗いの場合)
・35~40℃のお湯50Lを洗濯機に満たし、重曹30mlを加え溶かす
・グリセリン20mlを加える
・中性洗剤60mlを加える
・すすぎ時は、45mlのクエン酸を投入すると良い


ここまでの行程で、他の人たちが親父さんの「スーツ」で実験させてもらった「口紅」「ウォータープルーフマスカラ」「ソース」「ファンデーション」「アイシャドウ」「ボールペン」などは落ちた。始めなかなか変化がないように見られた「ウォータープルーフマスカラ」が浮き出して落ちて行ったときはちょっと感動。

で、私の実験ハンカチはどうなったかというと、ちょっと時間はかかったものの、「マジック」以外は完璧に落ちた。「マジック」もホントにどんどん退色して行き、かなり薄くなったものの、形が残った。

本来なら、そこまでの成果を写真に撮って見せられたら良かったんだけど、あいにくこの日はバケツやらハンガーやら懇親会用の「いなり寿司」やら持っていて荷物が重かったのでカメラを持っていなかった。なので、シミ取り剤だけで「コーヒー」「ケチャップ」「醤油」はクリアーしたって私の言葉を信じてもらうしかないんだけど、残ったマジックをどこまでクリアーできるのかな、と思って、その後親父さんに次々に色々なものを試してもらった。

まず、「酸素系漂白剤(過炭酸ソーダ)」。ぬるま湯よりも少し高い温度、手が入れられるギリギリの温度に粉末の酸素系漂白剤を溶かす。その中でもみ洗い、浸け置き。(もう一つ持って行っていた「いつどこで」ついたのか、何のシミかもわからないような、これまで何回洗濯しても取れなかった丸いシミ(カレー+油か?)はこの段階で完全に落ちた。また他の人が持って来ていた本来かなり落ちにくいとされる「時間のたった赤ワインのシミ」もここでかなり目立たなくなるまで(着用可な感じだった)に落ちた)

しかし、マジックは落ちない。薄くなるけど落ちない。結局最終手段の「塩素系漂白剤(ハイター)」を60-70度の熱いお湯に溶かして漬け込む。

b0024339_14495692.jpgそして、出て来た結果がコレ。形が残ったんだよね。それで、親父さんが最初から言われていたことを思い出す。「墨汁、墨、ペンキなどは完全には落ちません。」そうなのだ。油性マジックも墨汁やペンキと同じ「落ちないように作られたものたち」。本来洗って落ちては困るものなんだ…。「落ちないようにする技術」と「落とす技術」の闘いだ。という訳で、とことんまでやってこの結果に満足したわけだけど、さすがは塩素系漂白剤の強力な漂白力。ご覧の通り、実習前と比べると、タグの色が変わっている!!緑だったのに青になった!この辺りの仕組みもわかったら面白いな〜。今作っている3枚目のアルバムのタイトルが"green"(緑)で、一応ここで色彩シリーズは完結させようと思っている。その緑から、漂白剤で1枚目のアルバムのタイトルの色"blue"(青)に戻っちゃった。黄色い色素が抜けたってことなんだろうな。

実習にいらっしゃっていた方たちの中には、着物を持って来ていらっしゃる人たちもいたし、親父さんはスーツをぐちゃぐちゃのシミだらけの実験に差し出されたし、「普段水に浸けてはいけないと思っていたもの」が結構あった。もちろん染めの弱いものなどは特に「色落ち」の心配がゼロではないから、目立たないところでこの「染み抜き剤」の反応を見てから全体を試した方がいいけれど、水に浸けてはいけない布地素材というものは「元々は存在しないはず」というのが親父さんの持論。私も今度は「縮まないように」考慮しつつ(グリセリンが入っていることで40度のお湯で洗っても縮まないそうなのだ!+すすぎのクエン酸リンス!)ちょっと涼しい日に純毛のキャップを洗ってみようと思う。(ウールの怖いところは縮んじゃったら戻らないところよねぇ)

グリセリンという物質は親水性と親油性の二つの側面を持ち、水に溶け出す汚れも油に溶け出す汚れも浮き立たせてくれる、という特徴を持つらしい。

実習に使用した重曹、グリセリン、クエン酸、液体洗剤クリオは、昨日書いたように、この実習にも顔を出して色々と教えて下さった木内クリーニング店(東京)で入手可能。もちろん親父さんのところ(大阪)でも入手可能。重曹、グリセリン、クエン酸は他の入手方法もたくさんあるはず。

そして、この重曹染み抜き実習の内容を実習後に「重曹研究会」の管理人さんが、ドキュメントファイルにまとめてアップして下さっている。ここをクリックすると自動的にファイルがダウンロードされるので、必要な人は受け取ってください。私みたいに余計な感想とか思いとか入ってないし、絵入り、写真入り。よくまとまってます。
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by ayako_HaLo | 2005-07-22 14:53 | exhibits/events | Trackback(2) | Comments(4)