ザトウクジラの子育て@慶良間諸島
2005年 03月 20日
2003年10月にもう少しコンディションのいい中でblueの写真を撮り増した際に撮影した写真の一枚をショップのオープン祝いに「うみえら」に送った。ショップに飾ってくれているらしい。(真ん中の写真) いずれ、blue, yelllow, greenそれぞれの色の写真も発表しようと思っているけれど、今のところ、この写真を見ることが出来るのはこのショップ内のみw
話を古座間味ビーチに戻すと、"yellow"のジャケットの中の朝焼けの写真(下)も古座間味ビーチにから見た朝日。天気のいい日は、ホントに美しい朝日が見られる。ここのビーチは透明度も高く、波打ち際から数メートルのあたりから珊瑚、魚たちに出会えるだけでなく、波打ち際が白い珊瑚のカケラで出来ている。寄せる波に洗われてそのカケラたちがこすれて出るやさしい音をビーチでのんびり聞くのも私は大好き。
私が座間味を好きなのは、もうわかった、って感じかもしれないけど、『blue、yellow、greenという「色」をテーマに世界各地の人たちが持っている各色のイメージを音で表してアルバムを作る』というアイデアを思いついたのも初めて古座間味ビーチを訪れたときだから、思い入れが深いのは仕方ない。(うん)
前置きが長くなっちゃったけど、慶良間の島々と小笠原諸島には1月から3月の間、ザトウクジラたちが子育ての為に訪れる。以前にも一度ホエールウォッチングの船に乗ったけど、今回は特に「てるりんさんを失った」直後だっただけに「誕生」にも触れることでバランスを取りたくて14日(月)のかなり荒れている海に出ることにした。前半はなかなか姿を見せてくれなかったクジラたちも、後半はかなり頻繁に姿を見せてくれた。ブリーチ(体全体を海面から出すほど飛び出すこと)なんていう派手なものは見れなかったもの、頻繁にブロー(潮を噴き上げること)、並んで泳ぐ背中、水中にしばらく潜る前に見せる尾ひれは何度も見せてくれた。今回は写真を撮ることは二の次にして目で見ることに集中していたんだけれど、何枚か小さく映っていた。(ノーファインダーで撮ってたから「映っていた」って感じ)
船長がクジラを見る時にエンジンを切った船から水中マイクを沈め、そのマイクで拾った音を船に積んであるアンプで鳴らして聴かせてくれた。クジラたちの「ソング」をかなりの大音量で。その直前に「一頭の子連れの雌を巡って争っていた二頭の雄のうちのどちらかだろう」と船長/いつもお世話になっている宿/ダイブショップJOY JOYのオーナーの中村毅さんが言っていた。「勝った方かなぁ、負けた方かなぁ」と言っていたけれど、私の耳にはちょっと悲しく響いていたので負けちゃった方だったんじゃないかなと思う。
いつかこのソングを海の中で聴いてみたい。大きなクジラの体、泳ぐスピード、最長15分ほども潜る呼吸、海の中でのソング。経験したことない方は一度いかがでしょうか。
沖縄滞在中に撮った猫の写真と沖縄の野菜関係の話は、また今度。