制作プロジェクトHaLoを主宰するayakoが、音楽、写真などHaLoとしての活動について、また、mac、旅、映画、本、猫、食べ物、気になったニュースなどについて、徒然に綴ってます。


by ayako_HaLo
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映画『タイマグラばあちゃん』

澄川嘉彦監督は元々NHKに務め、このタイマグラ(アイヌ語で「森に続く道」という意味らしい)に住むじいちゃんとばあちゃんを取材したようだ。その後、NHKを退職して更にタイマグラに移り住み、ばあちゃんを15年間(!)撮り続けたドキュメンタリーフィルム。

1時間50分の中に15年がある。

じいちゃん、ばあちゃん好きの私としては「ばあちゃんもの」というだけで見たかった映画だったけれど、もっといろいろなことを考えさせてくれた。まだ言葉にならない。

山奥の昭和のホントの終わりになるまで電気も通っていない場所に開拓でいくつかの家族が移住して来たけれど、結局その中ではこのじいちゃんとばあちゃんしか残らなかった。二人の静かな暮らし。わき水があったから家をその場所に建てたと言うじいちゃんはタイマグラでばあちゃんに看取られて逝き、一人になってもばあちゃんは暮らしを変えなかった。

自然の中で豊作を祈り、春は大量の味噌を仕込み、「こぶし」の花のつき方で作物のできを占い、夏は畑で汗を流して働き、冬はお豆腐を作ったり、他には使い道のないほどの小さなジャガイモ(に恐らく火を通してから)皮をむいて針金に通し、せせらぎの水に数日さらしてから(凍り豆腐の要領で)中の水分を、凍らす、溶かす、を繰り返して乾燥させ「じゃがいも粉」を作ったり、編み物をして暮らす。

味噌作りは特に象徴的で美しい映像だった。ばあちゃんは小屋に味噌の麹が住んでいると言っていたけれど(だから大豆に麹を加えている様子はなかった)、それは本当に素敵な話だと思った。

私は都市に生まれ、都会に生き、何を失い、何を求めているのだろう。

『タイマグラばあちゃん』今後の上映予定などもこちら
澄川 嘉彦監督の書いた『映画「タイマグラばあちゃん」製作ノート』も面白そうだ。
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Tracked from from ayako at 2006-02-07 17:10
タイトル : 自分の作ったお米と大豆で味噌を造る
一つ前のポスト[味噌仕込みin中条村(長野)]は書いているうちにあまりにも長くなりすぎたので(ホントは二つに分けてアップしたら良かったと、後で思ったくらい)、もっと味噌作りのことで書きたいことがあったのに、書かずにとりあえずアップしてしまった。 その書きたかったのに書かなかったことを今日は書きたいと思う。 まず、今日のタイトル。私たちがお邪魔したときの味噌仕込みの作業で使われていた大豆とお米は、AさんBさんCさんDさんのお宅ともに、「自分のところで採れたお米と大豆」で仕込んでいらっしゃった...... more
by ayako_HaLo | 2005-04-28 14:08 | films/pics | Trackback(1) | Comments(0)