炒り玄米のお菓子
2005年 07月 13日
まずは、炒り玄米の作り方。玄米からゴミやホコリを取り除く為に、水で1回かき回してすすぐ。(玄米の場合は外側が削られていないので、余分な米ぬかが付着していることはなく、米を「研ぐ」必要は全くない)
水に浸して1時間ほど放置した後、ざるに空けて、ある程度水を切る。(私はてきとーに水切りして炒り始めちゃうけど、きちんと表面を乾かすのがたぶん王道)
フライパンに玄米を空けて、炒り始める。フライパンを揺すりながら、フライ返し/へらなどでかき回しながら。私は中火でやるけど、弱火でやるっていう人もいるし、強火でやるっていう人もいるから、中まで火が通ればきっと何でもいいんだと思う。
ぱちぱち音がして来て、香ばしい香りがし始め、表面の色が茶色く色づき始めたら、出来上がり。一つ二つ味見してみるとカリカリ食べやすいかどうかがわかる。
味付けのない炒り玄米はこれで出来上がり。これにお好みで「塩」「醤油」を少し加えると少しだけ塩っぱいお菓子系。ぽろぽろするけど、そのままポリポリいけるし、お茶漬け、スープの浮き実、サラダのトッピングに利用している人たちもいるようだ。そのまま水を加えて「炊く」と香ばしいちょっとぽろぽろした玄米ごはんにもなるし、水を多めにして「炒り玄米のおかゆ」にすると普通の玄米ごはんよりも「消化がいい」ものが出来る。
今回私が「へ〜」と思って試してみたのは、ここから先。ハチミツで甘くするっていうアイデアだった。
まず今回はいつもの炒り玄米の中に、そば米も混ぜて、一緒に炒り玄米にした。ひえ、あわ、きびなども足してみようかと思ったけど、とりあえず、今回はガマンした。
そして、一旦炒り玄米を皿に取り出し、同じフライパンで、アーモンド、くるみを刻んだもの、黒ごま(ナッツ全体として量としては玄米の量の1/3〜1/2程度)を炒る。
程よく色づき、香りが来て来たところで、炒り玄米をフライパンに戻し、温める。
全体が温まったところで、玄米1/2合に対して、大さじ1杯のハチミツを回しかける。フライパンは熱々なので、じゅわじゅわ言うし、溶けて、全体に絡まっていく。
全体に絡まったところで、皿に空け、フライ返しの背で少し隙間を詰めるように押し固める。
冷めたところで包丁で切る。
私のイメージは、小さなキャラメル大の「おこし」みたいなものを作ろうと思っていたんだけど、実際は、切る時にぱらぱらと崩れてしまった(写真は切る前)。もしも人にあげたりするのなら改良の余地あり。でも、自分で食べる分には成功。甘すぎず、炒り玄米だけよりは「お菓子」っぽく。美味しかったので、作ったそばからぱりぱり食べてしまって、昨日の夜作ったのにもうなくなってしまった。そしてこのお菓子、かなり「腹持ちがいい」。炒り玄米なんだから当たり前なんだけど。
イメージは「玄米おこし」だった訳なので、本当の「おこし」はどうやって作るのだろうと思って検索してみたら、炊いたごはんを天日で干して、それを油で揚げてから、砂糖を絡めるのだと判明。油で揚げてあったのね…。見かけは悪いけど、私は自分の「玄米おこし(崩れ)」の方が軽くていいかも、と思う。砂糖もごはん茶碗一杯に対して40gも(それでもきちんと固まらないくらい少なめだとか!)…って考えたら、作り方を知らずに食べていた「おこし」の中にどれだけの「砂糖」が入っていたのかなあと。「玄米おこし」はもう少し改良できたらまた。